小学生からのJavaScript入門講座、今回もはじめていきましょう!
前回はりこちゃんを方向キーで操作することができるようになりました。
しかしプログラムを作ってくと、コンピュータへのお願いが増えていき、管理が大変になってしまいます。
そこで今回はindex.htmlファイルを、HTMLファイル、JavaScriptファイル、CSSファイルに分けてみようと思います。
あー、HTMLとかCSSとか、JavaScriptとか、全部一緒に書かれてるから、どこまでがなんだったのか混乱しちゃうよ
うーん、このままプログラムが長くなると、分かりにくくなりそうね
お困りのようだべな
あ、山田先生!
書いているプログラムの量が長くなりそうな場合、ファイルを分割しておくと管理がしやすくなるからおすすめだべ
どうやるの!
HTMLファイル、CSSファイル、JavaScriptファイルに分けてみよう
ではまず、今までのものをHTMLファイル、CSSファイル、JavaScriptファイルに分けてみましょう。
画像のように、スタイルシート(CSS)と、JavaScriptの部分をカット&ペースト(切り取りして貼り付けること)で、CSSファイルとJavaScriptファイルを作成します。
game
|-- index.html
|-- style.css
|-- script.js
`-- rico.png
少し修正して、以下のようにします。
index.html
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>キー入力</title>
<link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
<script src="script.js"></script>
</body>
</html>
style.css
#rico {
position: absolute;
top: 0;
left: 0;
}
script.js
//画面に画像を表示する
document.write( '<img id="rico" src="rico.png">' );
//キャラクターの位置
var y = 0;
var x = 0;
//なにかキーが押されたとき、keydownfuncという関数を呼び出す
addEventListener( "keydown", keydownfunc );
//キーが押されたときに呼び出される関数
function keydownfunc( event ) {
//押されたボタンに割り当てられた数値(すうち)を、key_codeに代入
var key_code = event.keyCode;
if( key_code === 37 ) x -= 32; //「左ボタン」が押されたとき、xの値から32を引き算する
if( key_code === 38 ) y -= 32; //「上ボタン」が押されたとき、yの値から32を引き算する
if( key_code === 39 ) x += 32; //「右ボタン」が押されたとき、xの値に32を足し算する
if( key_code === 40 ) y += 32; //「下ボタン」が押されたとき、yの値に32を足し算する
//りこちゃんの画像の位置(いち)を反映(はんえい)させる
document.getElementById( 'rico' ).style.top = y + "px";
document.getElementById( 'rico' ).style.left = x + "px";
}
注目して欲しいのはindex.htmlの4行目と7行目だべ
あっ、これでCSSやJavaScriptのファイルを読み込んでいるのね!
index.htmlの4行目、<link rel="stylesheet" href="style.css">
は、スタイルシート(CSS)を読み込んでいます。
ここで読み込んでいるスタイルシート(CSS)は、style.cssというファイルです。
またindex.htmlの7行目、<script src="script.js"></script>
では、JavaScriptファイル、ここではscript.jsファイルを読み込んでいます。
一つのファイルが短くなって、分かりやすくなった!
まとめ
今回は、HTMLファイルとCSSファイル、JavaScriptファイルを分けて書く方法を紹介しました。
簡単なものを作る時は、ファイルを分けずにそのまま作ってしまえば早いのですが、複雑になるにつれて、頭が混乱してきてしまいます。
そんな時はファイルを分けることで、頭の中を整理することができます。
たすかったぁ。index.htmlにいっぱい画像読み込んで、動かして遊んでたら、何が書いてあるかさっぱりになっちゃってたんだ
それはよかったべな。もっとプログラムが複雑になってきたら、機能ごとにファイルを分割してもまた分かりやすくなるんだべけれども、それはまたの話だべな
もっといっぱいプログラミングの勉強しなきゃ!
頑張るべよ!
うん!
うん!
このシリーズの一覧はこちら
- 小学生からのプログラミング入門。プログラミングってなぁに?
- Scratchの使い方と、ゲーム作りの基礎知識を学ぼう! 小学生からのプログラミング入門
- Scratchでじゃんけんゲームを作ろう! 小学生からのプログラミング入門
- Scratchでシューティングゲームを作ろう! 小学生からのプログラミング入門
- Scratchでピアノ鍵盤を作って音を鳴らそう! 小学生からのプログラミング入門
- テキストエディタ(Visual Studio Code)をインストールしてみよう! 小学生からのプログラミング入門
- Visual Studio Codeを日本語化してみよう! 小学生からのプログラミング入門
- JavaScriptでおみくじを作ろう! 小学生からのプログラミング入門
- JavaScriptで今月の残り日数を計算してみよう! 小学生からのプログラミング入門
- JavaScriptで画像を表示してみよう! 小学生からのプログラミング入門
- JavaScriptで画像を移動してみよう! 小学生からのプログラミング入門
- 【JavaScript】キー入力でキャラを動かしてみよう! 小学生からのプログラミング入門
- 【JavaScript】ファイルを分けて管理してみよう! 小学生からのプログラミング入門
- 【JavaScript】オブジェクトを使ってみよう! 小学生からのプログラミング入門
- 【JavaScript】ゲームのメインループを作ってみよう! 小学生からのプログラミング入門
- 【JavaScript】キャラを決まった間隔ずつ動かす! 小学生からのプログラミング入門
- HTML5とCanvasを使ってみよう! 小学生からのプログラミング入門
- 【JavaScript】迷路やRPGで使えるマップを作ってみよう! 小学生からのプログラミング入門
- 【JavaScript】マップでキャラを動かせるようにしよう! 小学生からのプログラミング入門
- 【JavaScript】クラスの概念をしっかりと理解しよう! 小学生からのプログラミング入門
- 【JavaScript】プログラム全体をクラスを使って作ってみよう! 小学生からのプログラミング入門
- 【JavaScript】文字を表示するクラスを作ってみよう! 小学生からのプログラミング入門
- 【JavaScript】改行と一文字ずつ画面に表示する方法! 小学生からのプログラミング入門
- 【JavaScript】ノベルゲーム風にキー入力で文字を切り替える方法! 小学生からのプログラミング入門
- JavaScriptでRPGを作ろう!スマホにも対応したゲームの作り方
- webpackを使ってゲームエンジンを作ろう!(JSライブラリの作り方)
- WindowsにPythonをインストールしてみよう!小学生からのPython入門
- MacにPythonをインストールしてみよう!小学生からのPython入門
- Pythonでじゃんけんゲームを作ってみよう!小学生からのPython入門
- Pythonのtkinterを使って、ウィンドウを表示してみよう!
- Pythonのtkinterで、画像つきのおみくじゲームを作ろう!