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Pythonプログラミングをはじめるには?

プログラミングは、コンピュータに対して、ああしてほしい、こうしてほしい、というおねがいを、文章ぶんしょうにすることです。しかし、コンピュータは、普段ふだんわたしたちが使つか言葉ことば理解りかいすることができません。

そこで、私たちはプログラミング言語げんごという、コンピュータにも理解できる言葉(正確せいかくには、コンピュータにも理解できる言葉に変換へんかんできる言葉)をおぼえる必要ひつようがあります。

Pythonパイソンプログラミング言語のひとつです。
では、Pythonでプログラミングをはじめるには、どのようにすればいいのでしょうか。

目次
  1. Pythonでプログラミングをするには、どんな方法があるの?
  2. Pythonプログラミングをはじめるのにベストな方法は?

Pythonでプログラミングをするには、どんな方法があるの?

Pythonパイソンプログラミングをしようと思ったら、さまざまな方法ほうほうがありますが、大きく分けるとこの3つです。

  1. 自分のパソコンにPythonをインストールしておこなう方法
  2. 自分のパソコンに、統合開発環境とうごうかいはつかんきょうインストールして行なう方法
  3. ブラウザ上で行なう方法(Google Colaboratoryなど)

自分のパソコンにPythonをインストールして行なう方法

まずひとつ目の方法として、自分のパソコンにPythonをインストールすれば、プログラミングをはじめることができます。

この方法のメリットとして、ツールの使つかい方をおぼえる必要ひつようがないので、プログラミング学習がくしゅうのみに集中しゅうちゅうできます。

しかし、Pythonのインストール、そして作ったPythonプログラムを実行じっこうするときなど、初心者しょしんしゃの方にとっては、ちょっとむずかしいとかんじるかもしれません。

自分のパソコンに、統合開発環境(IDE)をインストールして行なう方法

ふたつ目の方法は、Pythonを使うための統合開発環境(IDE)をインストールして、プログラミングをはじめるものです。
統合開発環境というのは、プログラミングをするためのソフトウェアを、ひとつにまとめたものです。

有名ゆうめいなPythonけの統合開発環境として、PyCharm(https://www.jetbrains.com/ja-jp/pycharm/)があります。

しかし、表示ひょうじ英語えいごなので日本語化にほんごか作業さぎょうをしなくてはならなかったり、ツールの使い方を覚えなくてはならなかったりと、プログラミング以外いがいのところでも、少しだけ苦労くろうがあったりします。

ブラウザ上で行なう方法(Google Colaboratoryなど)

3つ目の方法として、ブラウザ上でPythonプログラミングをすることもできます。
それには、Google Colaboratory(https://colab.research.google.com/?hl=ja)というサービスが有名です。
Googleグーグルアカウントが必要になりますが、手軽てがるにはじめることができ、とても便利べんりです。

ただ、ツールの使い方を覚えなくてはいけなかったり、画像がぞうファイルを使いたいと思ったらアップロードが必要だったりと、こちらもプログラミング以外のところで、すこしだけ手間てまが必要だったりします。

作ったデータが、自分のパソコン上にあるわけではなく、どこかとおくのパソコン保存ほぞんされている、という点は、メリットともデメリットとも言えるかもしれません。

Pythonプログラミングをはじめるのにベストな方法は?

Pythonパイソンプログラミングをするには、さまざまな方法ほうほうがあります。
しかしそれでは、「じゃあ、どの方法がいいの?」と、みなさん思われると思います。

わたしとしては、「自分のパソコンにPythonをインストールしておこなう方法」をおすすめしたいです。

たしかに、統合開発環境とうごうかいはつかんきょう(IDE)や、プログラミングができるWebウェブサービスは便利べんりです。
しかし、便利すぎて、プログラミング学習がくしゅうにはかないと思うのです。

ところでみなさん、トランプゲームの大富豪だいふごうきですか?

とつぜん関係かんけいないはなしになったからって、べつサイトへ行かないで、もうちょっとだけいてください。

こういったテーブルゲームをスマホあそぶとき、大富豪であれば、自動的じどうてきにカードをくばってくれたり、出せるカードをコンピュータがおしえてくれたり、とっても便利ですよね。

では、あなたはこれまで一度も、本物ほんもののトランプであそんだことがないとします。
でも、友達ともだちとトランプで遊びたいと思い、スマホゲームで大富豪のルールをおぼえて、コンピュータにもてるようになったとします。

そして、いざ友達数人で大富豪をすることになりました。
するとその友達に、「じゃあ配って」とトランプをわたされたとします。

するとあなたは、これまでずっとスマホでトランプゲームをしていたので、まれてはじめてトランプにれることになります。
そしてまず、こう思うでしょう。

……トランプってどうやって配るんだろう?

そしてゲームがはじまっても、おそらく戸惑とまどうと思います。だって、これまでは出せるカードをコンピュータが教えてくれていたのに、だれも教えてくれません。
8流しって、自分で流してもいいんでしょうか。それとも、ほかの誰かが流してくれるんでしょうか。これまでアプリが自動的にやってくれていたので、よく分かりません。
しかもそこに、スマホゲームにはなかったはずのローカルルールがざれば、もうわけが分かりません。

それ以前いぜんに、手札てふだって、つくえの上に表向おもてむきにくものじゃなかったんだ……

統合開発環境やWebサービスは、こういったテーブルゲームのスマホアプリています。
とっても便利なのですが、便利すぎて、それにたよりすぎてしまうんです。
そして、プログラミング理解りかいしたつもりでも、本質的ほんしつてき部分ぶぶんが分かっていなかった、ということにもなってしまうかもしれません。

また、統合開発環境(IDE)は、便利すぎて分かりにくい、ということもあります。

さて、これは、私の経験けいけんの話になります。
経験談けいけんだんなので、少しだけ専門的せんもんてきな話になってしまうのですが、分かりにくいところは、「あぁ、そういうのがあるんだなー」ぐらいの気持ちで読んでください。

私がまだプログラミングを覚えたばかりのころ、統合開発環境(IDE)に、ちょっとだけにがい経験があります。
統合開発環境は、プログラミングをするためのソフトウェアをひとつにまとめたもので、さきほど紹介しょうかいした「PyCharm」も、統合開発環境のひとつです。

そのときの私は、「Eclipse」という統合開発環境を使って、「Java」というプログラミング言語げんごまなぼうとしていました。
そして、実際じっさいプログラミングをはじめてみようと思ったのですが、私の場合ばあい、そこに出てくる言葉ことば意味いみが分かりませんでした。

ワークスペース? ……プロジェクト? ……という状態じょうたいです。

統合開発環境って、そういうなんだかよく分からない言葉が出てくるんです。
しかもこれらは、まだプログラミングをはじめてもいないのに出てくる言葉なんです。

さて、よく分からないまますすめて、ようやくプログラミングをはじめられる段階だんかいになりました。
しかし作られたファイルには、もうすでになにか書かれているんです。

これは、プログラミングをする上で、まずこれを入力するだろう、というものを、そのツールが自動的に入力してくれているんですが、まだプログラミング初心者しょしんしゃだった私は、それでよけいに分からなくなってしまったんです。

そんなわけで、たとえインストールが大変だったとしても、Pythonプログラミングは、「自分のパソコンにPythonをインストールして行なう方法」ではじめるのがいいのではないか、と私は思っています。

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