コメント・コメントアウト

更新 : 2022/12/07

by : It is R

Python《パイソン》には、書《か》いた文字《もじ》がプログラムに反映《はんえい》されない、「コメント」という機能《きのう》があります。
今回《こんかい》は、コメント、コメントアウトについて、紹介《しょうかい》します。

コメント、コメントアウトとは

Python《パイソン》プログラミングにおいての「コメント」は、プログラミングをしている人や、ほかの人がソースコードを見たときに、分《わ》かりやすいように、メモのようなものを残《のこ》しておくことができる機能《きのう》です。

また、コメントアウトは、作ったソースコードの一部分《いちぶぶん》をコメントのようにして、その部分がなかったかのようにすることです。

では、くわしいやり方を見ていきましょう。

Python《パイソン》では、基本的《きほんてき》に、#の後《うし》ろに書《か》いた文字《もじ》がコメントになります。

# これがコメントになります

ソースコードを書いた行《ぎょう》の後ろに入れたときも、#の後ろからがコメントになります。

print('こんにちは！')  # こんにちは！と表示する

このように、自分《じぶん》や、ほかの人がソースコードを見たとき、分かりやすいように、説明《せつめい》などを残《のこ》しておくのが「コメント」です。

プログラミングをしているとき、一時的《いちじてき》にソースコードの一部分《いちぶぶん》を、なかったことにしたいときがあります。
たとえば、次《つぎ》のようなソースコードがあったとします。

print('おはよう！')
print('こんにちは！')
print('こんばんは！')

これの実行結果《じっこうけっか》は、次のようになります。

おはよう！
こんにちは！
こんばんは！

しかし、「こんにちは！」だけを一時的になかったことにしたいとします。
そんなときは、次のようにします。

print('おはよう！')
#print('こんにちは！')
print('こんばんは！')

すると、実行結果は次のようになります。

おはよう！
こんばんは！

これが、「コメントアウト」です。