Pythonプログラミングにおいての、「for 〜 in
」の使い方を学んでいきましょう。
「for 〜 in」の使い方
「for 〜 in
」は、リスト、タプル、辞書、文字列、といったものにたいして、繰り返しを行なうことができます。
例えば、[320, 480, 250, 190, 230]
といったリストがあったとします。
これらの数値すべてを、「for 〜 in
」を使って、ひとつずつ表示してみると、下のようになります。
numbers = [320, 480, 250, 190, 230]
for n in numbers:
print(n)
実行結果
320
480
250
190
230
上の例では、まず1行目で、numbers
に[320, 480, 250, 190, 230]
を覚えてもらっています。
これは「リスト」という型になります。(詳しくはデータ型をご覧ください)
数えてみると、5つの数値が入っています。for 〜 in
では、入っているデータの数だけ繰り返すことができるので、今回の場合は「5回」繰り返されたことになります。
また、それぞれのデータは、繰り返しごとに、変数n
が覚えておいてくれるので、print()
を使って、n
の値を表示しています。
「for 〜 in」で、辞書型のデータを扱ってみよう
同じように、辞書にたいしても、「for 〜 in
」を使うことができます。
pets = {'クロエ':'ねこ', 'ぽちお':'いぬ', 'かぶちゃん':'カブトムシ'}
for pet in pets:
print(pet)
実行結果
クロエ
ぽちお
かぶちゃん
上の例では、名前だけが表示されます。
その名前の子が、なんの生き物かを表示したいならば、このようにします。
pets = {'クロエ':'ねこ', 'ぽちお':'いぬ', 'かぶちゃん':'カブトムシ'}
for pet in pets:
print(pets[pet])
実行結果
ねこ
いぬ
カブトムシ
「for 〜 in」で文字列を扱ってみよう!
「for 〜 in」は、文字列にたいしても使うことができます。
例えば、「こんにちは」という文字列を、1文字ずつ表示すると、このようになります。
for c in 'こんにちは':
print(c)
実行結果
こ
ん
に
ち
は