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データ型

データには「かた」というものがあります。
今回こんかいはデータ型についてまなんでいきましょう。

目次
  1. 型ってなんだろう?
  2. 型の種類

型ってなんだろう?

データにはいろんなものがあります。
数値すうちだったり、文字もじだったり、「はい(True)」か「いいえ(False)」だったりします。
こういったデータの種類しゅるいが、データのかた(データ型)です。

では、たとえば、これらの種類のデータを、すべてかみにメモしたとします。

さて、それぞれのデータがすべて紙にかれていたら、なんだかかりにくいですよね。
なぜ分かりにくいのかというと、ぜんぶ文字に見えるからです。
このように、データに型がないと、そのデータがなにをあらわしているのか、よく分からなんです。

では、もうちょっと分かりやすく見える方法ほうほうかんがえてみます。

たとえば、目盛めもりのついた容器ようきに水を入れれば、数値を表せます。
文字だったら、紙に書いておけます。
「はい(True)」か「いいえ(False)」なら、ライトのONとOFFでかんたんに表せます。

さらに、容器だったら水の出し入れだけで足し算や引き算などもできますし、ライトならばかんたんにONとOFFのえができます。

これがデータ型です。

型があることで、そのデータがなにを表しているのかが、よく分かるようになります。

型の種類

かたにはさまざまな種類しゅるいがあります。

int(整数)

int型は、「整数せいすう」のデータです。
たとえば、「100」、「12345」、「1800225」といったものはint(整数)です。

float(小数)

float型は、「小数しょうすう」のデータです。
たとえば、「13.27」、「45.3」、「100.0」といったものはfloat(小数)です。

str(文字列)

str型は、「文字列もじれつ」のデータです。
ここでは文字列としますが、Pythonパイソンでは1文字だったとしても、str型です。

また、文字列は、クォーテーション(')、またはダブルクォーテーション(")ではさんであらわします。
なので、数字すうじであっても、このどちらかで挟まれていれば、文字列になります。

たとえば、「'こんにちは'」、「'Good morning'」、「'12345'」、「'A'」などはstrです。

bool(ブール)

bool型は、「はい(True)」か「いいえ(False)」のデータです。
つまり、ただしければTrueで、間違まちがっていればFalse、といったものです。

たとえば、「3+3は6」というのは「はい(True)」です。
「2+3は10」というのは「いいえ(False)」です。

list(リスト)

list型は、いくつものデータをひとまとめにした、「リスト」のデータです。
リストは、[]で挟むことで表すことができます。

たとえば、「[0, 1, 2, 3, 4]」、「['a', 'b', 'c', 'd', 'e']」といったものがリストです。

tuple(タプル)

tuple型(タプル)も、list型とよくていて、いくつものデータをひとまとめにしたデータです。
タプルとくとむずかしいようにかんじてしまいますが、複数ふくすうのデータでひとつのデータになるものがタプルです。

たとえば、生年月日せいねんがっぴであれば「2013年、3月、17日」といったふうに、3つのデータからできています。
タプルは()で挟んで表しますので、この場合ばあいは、「(2013, 3, 17)」というふうになります。

dict(辞書)

dict型(辞書じしょ)は、「◯は△です」というような、ふたつのわせのデータが、いくつもまとまったものです。

たとえば、動物園どうぶつえんにいる動物たちの名前なまえと、なんの動物なのかを辞書であらわすと、「{'きよし':'キリン', 'とら子':'トラ', 'リオン':'ゾウ'}」というふうになります。

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