今回は、Pythonプログラミングにおける、リストとはどういうものかを学びましょう。
リストとは
Pythonプログラミングにおけるリストは、「型」のひとつで、いくつものデータがひとつにまとめられたものです。
たとえば、果物(fruits
)のデータをひとまとまりにしたリストは、次のようになります。
fruits = ['りんご', 'いちご', 'メロン']
上の例では、fruits
という変数が、'りんご'
、'いちご'
、'メロン'
、の、3つのデータを覚えてくれています。
そして、その中のデータを使いたいときは、fruits
に「◯番目のデータはなんだった?」と訊ねれば、すぐに教えてくれます。
fruits = ['りんご', 'いちご', 'メロン']
print(fruits[1])
実行結果
いちご
ここでの注意点として、「◯番目」というのは、「0から数えて◯番目」という意味になります。
上の例のfruits[1]
は、0から数えて1番目、という意味なので、実行結果では「いちご」と表示されます。
この、いくつかのデータが[]
で囲まれ、ひとまとまりになったデータの型が、リストです。
添字(インデックス)について
もう一度、さきほどの例を見てみましょう。
fruits = ['りんご', 'いちご', 'メロン']
print(fruits[1])
2行目のfruits変数の後ろに、[1]
と書かれています。
この数値のことを、添字(インデックス)といいます。
リストの中の、ひとつひとつのデータには、この添字(インデックス)でアクセスすることができます。
fruits = ['りんご', 'いちご', 'メロン']
print(fruits[0])
print(fruits[1])
print(fruits[2])
実行結果
りんご
いちご
メロン
ただ、リストのデータの数より、大きな数を使ってしまうと、エラーになります。
fruits = ['りんご', 'いちご', 'メロン']
print(fruits[3])
実行結果
IndexError: list index out of range