Pythonプログラミングでは、コマンドを使ってWindows PCやMacを操作することがあります。
「コマンド」というのは、コンピュータに対して、ああしてほしい、こうしてほしい、といったお願いするときの「言葉」のことです。
そしてコマンドは、コマンドラインに入力します。
コマンドラインについて
まず、下の画像をご覧ください。
これは、Windowsの機能である「コマンドプロンプト」の画面です。
また、Macの場合は「ターミナル」というものを使います。
「コマンドプロンプト」や「ターミナル」では、コマンドを入力することで、Windows PCやMacを操作することができます。
そして、この、コマンドを入力できる行のことを、「コマンドライン」といいます。
これらは元々、Windows PCやMacに入っているので、すぐに使うことができます。
また、Windowsには、「コマンドプロンプト」とよく似たものとして、「PowerShell」があります。
特徴として、PowerShellの方が高機能ですが、コマンドプロンプトの方が軽いです。
どちらを使ってもいいのですが、今回はコマンドラインからPythonプログラムを実行することだけが目的なので、優れた機能は必要ありません。
そこでこの講座では、Windowsを使っている方は、「コマンドプロンプト」を使っていくことにします。
どうしてコマンドラインを使うの?
統合開発環境やWebサービスを使わずにPythonプログラミングを行なう場合、プログラムの実行のときにコマンドを使います。
また、Pythonのインストールのときも、コマンドを使った方法もあったりします。
プログラミングやWeb開発などを本格的に行ないたいと思ったら、いずれはコマンドラインを使うときがくると思います。
そんなわけで、Pythonプログラミングに限らず、プログラミングを学ぶのであれば、できるだけ早くコマンドラインと触れ合っておくべきかなと、私は思っています。