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論理演算子

Pythonパイソンプログラミングにおける、論理演算子ろんりえんざんしについて、学んでいきましょう。

目次
  1. 論理演算子とは
  2. 論理演算子の一覧
  3. 論理演算子を使ってみよう!

論理演算子とは

論理演算子ろんりえんざんしは、条件じょうけんと条件をわせたいときに使つかえる演算子えんざんしです。

たとえば、「aはbです」と「cはdです」という条件があったとして、その両方りょうほうが「はい(True)」とか、片方かたほうだけが「はい(True)」とか、そういった条件にたいして、「はい(True)」か「いいえ(False)」でこたえてくれます。

論理演算子の一覧

こちらが論理演算子ろんりえんざんし一覧いちらんです。

演算子説明
anda and b」のとき、abTrueならばTrue
ora or b」のとき、abのどちらか(または両方)がTrueならばTrue
notnot a」のとき、aFalseならばTrueTrueならばFalse

それぞれの演算子を使うと、つぎのようになります。(それぞれのぎょううしろのコメントが、こたえてくれる結果けっかです)

print(True and True)    # True
print(False and True)   # False
print(False and False)  # False

print(True or True)     # True
print(False or True)    # True
print(False or False)   # False

print(not True)         # False
print(not False)        # True

論理演算子を使ってみよう!

では、実際じっさい論理演算子ろんりえんざんし使つかってみましょう。

たとえば、ステージAとステージBの、両方りょうほうのスコアが80点以上いじょうならば合格ごうかく、というゲームがあったとします。

passing_score = 80
a_score = 90
b_score = 85

is_passing = a_score >= passing_score and b_score >= passing_score
print(is_passing)

上のソースコードの5行目をてください。

合格ごうかくスコア(passing_score)の80点と、ステージAとステージBのそれぞれのスコア(a_scoreb_score)をくらべて、合格かどうかをis_passing代入だいにゅうしています。

ここで、つぎのふたつの条件じょうけんを、論理演算子「and」を使って、わせています。

  • a_score >= passing_score
  • b_score >= passing_score

ただ、さきほどのソースコードの書き方だと、組み合わせの切れ目が分かりにくいと思います。
そんなときは、このように括弧かっこを使うと分かりやすくなります。

passing_score = 80
a_score = 90
b_score = 85

is_passing = (a_score >= passing_score) and (b_score >= passing_score)
print(is_passing)

and」は、条件のどちらもがTrueのとき、「True」と答えてくれます。

そして今回の場合ばあいは、ステージAも、ステージBも、合格スコア以上なので、「True」になります。

実行結果じっこうけっか

True
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