Pythonプログラミングにおいての、算術演算子について、学んでいきましょう。
算術演算子とは
算術演算子は、四則演算を行なうときに使う、記号のことです。
四則演算というのは、足し算、引き算、掛け算、割り算、の4つの計算のことをいいます。
つまり、算術演算子というのは、「+
、-
、*
、/
」や、「**
、//
、%
」といった記号のことをいいます。
また、四則演算の方法については、「演算(四則演算)について」をご覧ください。
算術演算子の優先順位
算数や数学で、足し算や引き算よりも、掛け算や割り算のほうを先に行なう、というのを学んだと思います。
Pythonでも、同じように計算されます。
answer = 3 + 2 * 5
print(answer)
実行結果
13
上の例では、2 * 5
が先に計算され、そのあとに3
が足されるので、答えは13
になります。
つまり、2 * 5
のほうが、3 + 2
よりも優先される、ということです。
上のソースコードでも結果は正しくなりますが、このような優先順位の違う計算を組み合わせたものを書くときは、優先順位の高い演算子の、左右のスペースをなくすと、分かりやすくなります。
answer = 3 + 2*5
print(answer)
また、掛け算や割り算よりも、あえて先に足し算や引き算をしたいときは、()
を使います。
answer = (3+2) * 5
print(answer)
実行結果
25
この場合は、()
の中が優先されるので、()
の中のスペースはなくしたほうが分かりやすくなります。