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.vimrc でVimの設定をしてみよう!

Vimでは、何も設定しない状態だと、真っ白な画面に黒字という、とてもシンプルな状態になります。

今回は、 .vimrc というファイルを編集(作成)して、 Vimの設定をする方法を紹介します。

目次
  1. .vimrc ファイルについて
  2. コマンドを入力する
  3. まとめ

.vimrc ファイルについて

Vim では基本的に、ホームディレクトリにある .vimrc ファイルを読み込んで設定を行います。

そこでまずは、ホームディレクトリに .vimrc ファイルを作成、もしくは編集します。
ターミナルに次のコマンドを打ち込んでください。

$ vim ~/.vimrc

この、 ~/ というのが、ホームディレクトリを示しています。
つまり、ホームディレクトリの .vimrc というファイルを、 Vim で開く、もしくは作成するコマンドです。

このファイルに設定を書き込んでいきます。

コマンドを入力する

では、 .vimrc にコマンドを入力して Vim をカスタマイズしていきましょう。
ただ、カスタマイズするためのコマンドは、とてもたくさんあります。

そこで今回は、.vimrcに記述するものの一例を紹介します。

"===== 表示設定 =====
set number "行番号の表示
set list "タブ、空白、改行を可視化
set title "編集中ファイル名の表示
set visualbell t_vb= "ビープ音を視覚表示
set laststatus=2 "ステータスを表示
set ruler "カーソル位置を表示
set ambiwidth=double "○や□などの文字が重ならないようにする
syntax on "コードに色をつける

"===== 文字、カーソル設定 =====
set fenc=utf-8 "文字コードを指定
set whichwrap=b,s,h,l,<,>,[,],~ "行頭、行末で行のカーソル移動を可能にする
set backspace=indent,eol,start "バックスペースでの行移動を可能にする
set listchars=tab:▸\ ,eol:↲,extends:❯,precedes:❮ "不可視文字の指定
set expandtab "タブをスペースに変換する
set autoindent "自動インデント
set smartindent "オートインデント
set virtualedit=onemore "カーソルを行末の一つ先まで移動可能にする
set tabstop=4 "インデントをスペース4つ分に設定

"===== モードによってカーソルを変更 =====
let &t_ti.="\e[1 q"
let &t_SI.="\e[5 q"
let &t_EI.="\e[1 q"
let &t_te.="\e[0 q"

"===== マウス設定 =====
set mouse=a
set ttymouse=xterm2

"===== 検索設定 =====
set ignorecase "大文字、小文字の区別をしない
set smartcase "大文字が含まれている場合は区別する
set wrapscan "検索時に最後まで行ったら最初に戻る
set hlsearch "検索した文字を強調
set incsearch "インクリメンタルサーチを有効にする

"===== キー入力 =====
"方向キーの無効化 
noremap <Up> <Nop>
noremap <Down> <Nop>
noremap <Left> <Nop>
noremap <Right> <Nop>
inoremap <Up> <Nop>
inoremap <Down> <Nop>
inoremap <Left> <Nop>
inoremap <Right> <Nop>

"入力モード時にcontrolキーを押しながら、h,j,k,lでカーソル移動
inoremap <C-j> <Down>
inoremap <C-k> <Up>
inoremap <C-h> <Left>
inoremap <C-l> <Right>

"jキーを二度押しでESCキー
inoremap <silent> jj <Esc>
inoremap <silent> っj <ESC>

"===== その他 =====
"履歴を100件保存
set history=100
set clipboard+=unnamed "コピーしたときはクリップボードを使用
set nobackup "バックアップファイルを作らない
set noswapfile "スワップファイルを作らない
set autoread "編集中のファイルが変更されたら、自動的に読み込み直す

また、Vimの設定ファイル(.vimrc)を、一瞬で作れてしまうツールを作りましたので、お試しください。

まとめ

今回は.vimrcを使った、Vimの設定方法を紹介しました。

Vimの設定でできることは、まだまだたくさんあります。
ぜひ、いろいろお試しください。

このシリーズの一覧はこちら

  1. Macに最新版のVimをインストールする方法
  2. 【Vim使い方】初心者でもすぐに始められるVimの基本
  3. Vimのモードについて。それぞれどんなことができるの?
  4. Vimを使い始めたらまず覚えたい基本の操作
  5. Vimを始めたら最初に覚えておきたいコマンド一覧
  6. Vimのウィンドウを分割して使う方法を分かりやすく紹介
  7. 【Vim使い方】行番号を表示&非表示にする方法。
  8. 【Vim使い方】ソースを色付けしてコードを読みやすくする方法!!
  9. .vimrc でVimの設定をしてみよう!
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