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Vimのコマンド一覧。最速のスピード入力を極めろ!

Vimはたくさんのコマンドがあって、すべて覚えるのはとても大変です。
そこで今回は、Vimでこれだけ覚えれば、かなり便利に使えるようになるコマンドを一覧にしました。

コマンドを覚えれば覚えるほど、作業スピードはアップします。
しっかり覚えて、入力の速さを極めましょう。

目次
  1. 新規作成、保存、終了
  2. モードの切り替え
  3. カーソル移動
  4. 画面のスクロール
  5. カット(削除)、コピー(ヤンク)、ペースト
  6. アンドゥ、リドゥ
  7. インデント
  8. 検索
  9. ウィンドウの分割
  10. 数値
  11. 補完
  12. マーク
  13. 操作の記録(マクロ)
  14. まとめ

新規作成、保存、終了

まずは新規作成のコマンドです。

control + wn新しいウィンドウを開いて新規作成

また、Vimでファイルを保存したり閉じたりするには、:w:q:wqなどを使うことが多いかもしれません。
ウィンドウを閉じてしまう場合、以下のコマンドを使うと、もっとかんたんに行なうことができます。

ZZ保存してウィンドウを閉じる。もしくはVimを終了
ZQ保存せずにウィンドウを閉じる。もしくはVimを終了

ただ、ウィンドウを閉じてしまうので、間違えるともう元に戻せません。ご注意ください。

モードの切り替え

つづいて、モードの切り替えコマンドです。
挿入モードに切り替えるときは、Insertのiと覚えてしまいがちですが、意外とaを使った方が、Vimの動き的にしっくりくる気がします。

escノーマルモードに戻る
control + [ノーマルモードに戻る(escと同じ)
a挿入モードに切り替え(カーソルの後ろから)
i挿入モードに切り替え(カーソルのから)
o挿入モードに切り替え(次の行から)
A挿入モードに切り替え(現在の行の最後から)
I(大文字のi)挿入モードに切り替え(現在の行の最初から)
O(大文字のo)挿入モードに切り替え(現在の行から)
ccカーソルのある行を削除して、挿入モードに切り替え
Sカーソルのある行を削除して、挿入モードに切り替え(c cと同じ)
Cその行の、カーソルの後ろの文字を全て削除して、挿入モードに切り替え
vビジュアルモードに切り替え
Vビジュアルモード(行選択)に切り替え
control + vビジュアルモード(矩形選択)に切り替え
:コマンドラインモードに切り替え
/コマンドラインモード(検索)に切り替え

カーソル移動

つづいて、カーソル移動のコマンドです。
マウスを使わない、最強のVimmerを目指すならば、絶対に覚えておきたいコマンドです。

h,j,k,lカーソル移動
gg最初の行の先頭に、カーソルを移動
G最後の行の先頭に、カーソルを移動
3gg3行目に移動(数値は変更可能)
3G3行目に移動(数値は変更可能。3ggと同じ)
wの単語や記号の先頭に、カーソルを移動
bの単語や記号の先頭に、カーソルを移動
eの単語や記号の最後に、カーソルを移動
geの単語や記号の最後に、カーソルを移動
Wの改行やスペースで区切られた部分の先頭に、カーソルを移動
Bの改行やスペースで区切られた部分の先頭に、カーソルを移動
Eの改行やスペースで区切られた部分の最後に、カーソルを移動
gEの改行やスペースで区切られた部分の最後に、カーソルを移動
0(数字のゼロ)行頭へカーソルを移動
^テキストの行頭へカーソルを移動
$行末へカーソルを移動
%対応する括弧へカーソルを移動

画面のスクロール

つづいて、画面のスクロールコマンドです。

control + e1文字分だけ、画面をにスクロール
control + y1文字分だけ、画面をにスクロール
control + d画面の半分だけ、画面をにスクロール
control + u画面の半分だけ、画面をにスクロール
control + f画面の半分だけ、画面をにスクロール
control + b画面の半分だけ、画面をにスクロール
zzカーソルが画面の上下中央になる位置にスクロール
z l1文字分だけ、画面をにスクロール
zh1文字分だけ、画面をにスクロール
zL画面の半分だけ、画面をにスクロール
zH画面の半分だけ、画面をにスクロール

カット(削除)、コピー(ヤンク)、ペースト

カット(削除)、コピー(ヤンク)、ペーストのコマンドです。

xカット(削除)
y選択範囲をコピー(ヤンク)
yyカーソルのある行をコピー(ヤンク)
pカーソルの後ろにペースト
Pカーソルの手前にペースト
ddカーソルのある行をカット(削除)
2ddカーソルから下に2行カット(削除)(数値は変更可能)
2yyカーソルから下に2行コピー(ヤンク)(数値は変更可能)
Dカーソルから行末までをカット(削除)

アンドゥ、リドゥ

アンドゥ、リドゥのコマンドです。

u元に戻る(アンドゥ)
control + r戻った部分をやり直す(リドゥ)

インデント

インデントに関するコマンドです。

>>現在の行のインデントを深くする
<<現在の行のインデントを浅くする
==現在の行のインデントを、自動で揃える
2>>現在の行から2行、インデントを深くする(数値は変更可能)
2<<現在の行から2行、インデントを浅くする(数値は変更可能)
2 = =現在の行から2行、インデントを自動で揃える

検索

つづいて、検索に関するコマンドです。

nを検索
Nを検索
*カーソルの乗った単語を後ろに検索
#カーソルの乗った単語をに検索

ウィンドウの分割

ウィンドウの分割などのコマンドです。
ウィンドウに関するコマンドは、control + wで始まります。windowのwと覚えておきましょう。

control + wsウィンドウを上下に分割
control + wvウィンドウを左右に分割
control + wc現在のウィンドウを閉じる
control + wo現在のウィンドウ以外を閉じる
control + wwカーソルを、のウィンドウへ移動
control + wWカーソルを、のウィンドウへ移動
control + whカーソルを、のウィンドウへ移動
control + wjカーソルを、のウィンドウへ移動
control + wkカーソルを、のウィンドウへ移動
control + wlカーソルを、のウィンドウへ移動
control + w=全てのウィンドウのサイズを均等にする
control + w+現在のウィンドウの高さを、行分高くする
control + w-現在のウィンドウの高さを、行分低くする
control + w2+現在のウィンドウの高さを、行分高くする
control + w2-現在のウィンドウの高さを、行分低くする
control + w>現在のウィンドウのを、文字分広くする
control + w<現在のウィンドウのを、文字分狭くする
control + w2>現在のウィンドウのを、文字分広くする
control + w2<現在のウィンドウのを、文字分狭くする
control + wrウィンドウの場所を入れ替える(同じ段、列のみ)

数値

数値にカーソルを合わせ、以下のコマンドを使うと、増やしたり、減らしたりできます。

control + a数値を+1(インクリメント)
control + x数値を-1(デクリメント)

補完

補完のコマンドです。

control + nキーワードの候補を表示。の候補を選択
control + pキーワードの候補を表示。の候補を選択

マーク

カーソルの位置をマークしておくと、あとから一瞬でその場所に移動することができます。

maカーソルの位置をaに記録する(aは変更可能)
`aaに記録したマークの位置に移動(aは変更可能)

操作の記録(マクロ)

操作を記録しておいて、その操作を何度も繰り返すことができます。

qa操作を記録を開始する(aに記録する。aは変更可能)
q操作の記録を終了する
@aaに記録した操作を実行する(aは変更可能)
@@直前に実行した操作を繰り返す

まとめ

今回は、Vimを使う上で、覚えればかなり便利になるコマンドを紹介しました。

Vimはコマンドを覚えれば覚えるほど、便利に使うことができます。
ぜひたくさん覚えて、誰よりも速く、開発を行なえるVimmerを目指しましょう。

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