Pythonプログラミングにおける関数の使い方として、戻り値について学んでいきましょう。
戻り値とは
コーヒーメーカーは、水とコーヒーの粉を入れると、コーヒーを作ることができます。
関数がコーヒーメーカーだとすれば、戻り値は「コーヒー」です。
ちなみに、「水」と「コーヒーの粉」は、引数になります。
戻り値を使ってみよう!
では、実際に戻り値を使ってみましょう。
戻り値は、関数からデータを返すときの値です。
関数からデータを返すには、return
を使います。
「関数からデータを返す」というのは、「関数の中でいろいろしたデータを、その関数を呼び出したところに送る」というようなイメージです。
では具体例を見ていきましょう。
今回の関数は、長方形の面積を計算し、その答えを呼び出し側に返します。
def calculate_rectangle_area(width, length):
result = width * length
return result
rectangle_area = calculate_rectangle_area(5, 8)
print(rectangle_area)
実行結果
40
上の例では、1〜3行目に、長方形の面積を計算する関数「calculate_rectangle_area
」を作っています。
3行目にご注目ください。
これは、return
を使って、変数result
に代入された値を、関数の呼び出し側に返しています。
この値が「戻り値」です。
関数の呼び出しは5行目で行なっています。
この、変数rectangle_area
には、さきほどのreturn
で返した値が代入されます。
6行目で、その値を表示しています。実行結果は「40」となります。