代入演算子は、変数に値を代入するときに使う記号です。
今回は、代入演算子について学んでいきます。
代入演算子
「代入」というのは、変数にデータを覚えておいてもらうこと、というふうに「変数・定数の基本」のところでも紹介しました。
このとき、「=
」という記号を使いました。
たとえば、変数「best_score
」に、「2000
」という数値を代入するには、次のようにします。
best_score = 2000
この「=
」が「代入演算子」です。
累算代入演算子(複合代入演算子)
ある値を足したあと、その値を代入、というような、ふたつの機能を持ったものを、「累算代入演算子(複合代入演算子)」といいます。
言葉だけでは分かりにくいので、具体例で見ていきましょう。
たとえば、このようなソースコードがあったとします。
score = 1000
score = score + 200
print(score)
実行結果
1200
上のソースコードの2行目をご覧ください。1000
が代入されたscore
という変数に、さらに200
を足したものを、再びscore
に代入しています。
この2行目のコードですが、累算代入演算子を使うと、もっと短くすることができます。
score = 1000
score += 200
print(score)
実行結果
1200
この「+=
」というのが、累算代入演算子です。
累算代入演算子にも、いろんなものがあります。
こちらは、累算代入演算子の一覧です。
演算子 | 説明 |
---|---|
+= | 右側の値を足し算したものを代入 |
-= | 右側の値を引き算したものを代入 |
*= | 右側の値を掛け算したものを代入 |
/= | 右側の値で割り算したものを代入 |
//= | 右側の値で割り算し、小数点以下を切り捨てたものを代入 |
%= | 右側の値で割り算し、その余りを代入 |