Macを使い始めて、あとから、ユーザー名(アカウント名)や、ホームフォルダの名前が気になることがあります。
Macを使っているうちに、自分の名前が出てくるからいやだな、とか、変な名前入力しちゃったな、とか、そんなことを思うことってありますよね。
そこで今回は、Macでのユーザー名(アカウント名)と、ホームフォルダの名前を変更する方法を紹介します。
なお、実際に行うときは、大切なデータをバックアップしておきましょう。
さて、まずは今現在の私のMacの状況です。
私の場合、よくスクリーンショットをWebに公開するので、Mac内でもニックネームを使っています。
ある日、Macの調子が悪かったので、SSDをフォーマットすることにしたのです。
記憶があまり定かでないのですが、名前を入力するとき、普段使っているニックネーム「R」と入力し、そのままなにも考えずに、このサイト名「オリジナルゲーム.com」の先頭から3文字を入れたのです。
R ori、と。
OSのインストールも終わり、ターミナルを開いた時……
rori……ロリ!?
スペルは違いますが、なんとなく他人に見せられない名前になってしまったのです。
こうなれば、残された道はただ一つです。
このサイトをロリジナルゲーム.comに変更して、roriginal-game.comというドメインを取得して……
いえ、もっといい方法があります。
Macのユーザー名(アカウント名)と、ホームフォルダの名前を変更すればいいのです。
【2022/12/20】この記事は、そのトラブルが起こったときの状況を再現して、新しいmacOSの情報に書き直しております。
もう一つの管理者アカウントを追加する
ホームフォルダの名前を変更するには、別の管理者アカウントから行う必要があります。
もし、別の管理者のアカウントがある場合は、ここは飛ばして、「作成した管理者アカウントにログインする」から進めてください。
では、管理者アカウントをもう一つ作っていきましょう。
まず、画面左上のアップルメニューから、「システム環境設定」を開きます。
「ユーザとグループ」を選びます。
「アカウントを追加」をクリックします。
Macのパスワードを入力して、「ロックを解除」をクリックします。
新規アカウントを「管理者」にし、フルネーム、アカウント名、パスワード、そして確認を入力します。
このアカウントはすぐに消してしまうので、入力はこだわらなくて大丈夫です。
ただ、名前が被ってしまうといけないので、これから変更したいアカウント名だけは入力しないようにしてください。
入力が終わったら、「ユーザを作成」をクリックします。
これで、管理者アカウントを作成することができました。
作成した管理者アカウントにログインする
いったん今のアカウントからログアウトします。
すると、今作成したアカウントが増えています。
ではログインしてみましょう。
今作成したアカウント(ここではuser)をクリックし、設定したパスワードを入力します。
それでは、設定を進めていきましょう。
「今はしない」をクリックします。
「続ける」をクリックします。
「後で設定」をクリックします。
「スキップ」をクリックします。
品質向上に協力するかどうかを選んで、「続ける」をクリックします。
「あとで設定」をクリックします。
「”Siriに頼む”を有効にする」のチェックを外して、「続ける」をクリックします。
「続ける」をクリックします。
これで、アカウント(user)にログインすることができました。
ホームフォルダの名前を変更する
では、作成したアカウント(user)にログインしたまま、変更したいユーザのホームフォルダの名前を変更します。
私の場合は、この「rori」というフォルダの名前を、「r」に変更しました。
パスワードを入力します。
無事、「r」に変更されました。
アカウント名を変更する
続いて、アカウント名を変更していきます。
新しく作ったアカウント(ここではuser)にログインした状態のまま進めてください。
画面左上のアップルメニューから、「システム環境設定」を開き、「ユーザとグループ」を選択してください。
変更したいユーザを右クリックし、「詳細オプション」をクリックします。
さきほど設定した、新しいユーザのパスワードを入力します。
ここからアカウント名を変更することができます。
ユーザ名は、先ほどホームフォルダにつけた名前と同じにしてください。
ホームディレクトリは、「/Users/」の後ろに、先ほどホームフォルダにつけた名前を入力します。
フルネームは好きな名前にすることができます。
私の場合、このようになりました。
「OK」をクリックし、Macを再起動しましょう。
これで、ユーザー名、ホームフォルダの名前を、変更することができました。
作成したアカウントの削除
さて、再起動したら、変更されたアカウント(ここではR)にログインします。
無事、ユーザ名が変更されているようだったら、今度は作成したアカウントを削除します。
アップルメニューから「システム環境設定」、「ユーザとグループ」を開きます。
さらに、先ほど追加したユーザ(ここではuser)のiマークをクリックします。
「アカウントを削除」をクリックします。
パスワードを入力して、ロックを解除します。
「ホームフォルダを削除」を選び、「ユーザを削除」をクリックします。
無事、アカウントが削除されました。
仕上げ
作業終了後、Dockの右端に表示されるダウンロードの部分が、?マークになっていました。
そこで、その?マークを右クリックして、「オプション」、「Dockから削除」をクリックします。
あとは、ホームフォルダから、ダウンロードフォルダをドラッグ&ドロップします。
これで?マークを直すことができました。
また、こちらは以前のバージョンのmacOSですが、Finderを表示してみると、よく使う項目の「デスクトップ」と「書類」が、ちょっと変になっていました。
開こうとしても、「”Desktop”は、オリジナルの項目が見つからなかったため開ません」と表示されてしまいます。
そんなときは、Finder環境設定の、サイドバーを開き、「デスクトップ」、「書類」のチェックを入れ外しすると直りました。
コンピュータ名とホスト名の変更
ここまでで、ホームフォルダ名を変更することはできましたが、もしかすると同時に、コンピュータ名やホスト名を変更したい場合もあるかもしれません。
コンピュータ名、ホスト名というのは、「〜のMacBook Air」とか、「〜noMacBook-Air」といった名前です。
これらを変更する方法は、次の記事にまとめましたので、興味があればご覧ください。
まとめ
私のMacのアカウント名が、roriになっていたことに気づいたときには、驚きましたが、無事、解決することができました。
ただファイルの名前とユーザ名を変更するのに、新しいアカウントを追加する必要があるので、名前をつけるときには、もう少し慎重になる必要があるようです。
以上、Macのユーザ名(アカウント名)とホームフォルダ名を変更する方法でした。