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UTMでM1 MacにWindows11の仮想環境を構築する方法

みなさんこんにちわ。@It_is_Rです。

UTMはM1 Macでも使える仮想化ソフトです。
今回はUTMを使って、M1 MacにWindows11の仮想環境を構築していきたいと思います。

下のものが、UTMでWindows11を動かしたところの画像です。

では、はじめていきましょう。

目次
  1. UTMのダウンロード
  2. Windows11のダウンロード
  3. UTMでWindows11の仮想環境を構築
  4. Windows11を起動する
  5. 「この PC では Windows 11 を実行できません」というエラーについて
  6. レジストリエディタを開いて、設定を操作する
  7. 「ネットワークに接続しましょう」から進めないときの対処法
  8. まとめ

UTMのダウンロード

UTMは公式サイトからもダウンロードできるのですが、Homebrewを使うと、もっと簡単にダウンロードすることができます。

ターミナルを開き、以下のコマンドを実行します。(Homebrewをインストールしてある必要があります)

$ brew install --cask utm

Homebrewについて、詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

Windows11のダウンロード

今回、Windows11は、UUP dumpからダウンロードします。

UUP dump(https://uupdump.net/

上記ページにアクセスしたら、Latest Beta Channel buildの「arm64」をクリックします。

「Windows 11 Insider Preview 10.0.22000.160 (co_release)」を選択しました。

Languageで「Japanese」を選択して、「Next」をクリックします。

Editionを選びます。私は「Windows Home」のみにチェックを入れました。
選んだあとは「Next」をクリックします。

「Download and convert to ISO」にチェックが入っているのを確認し、「Include updates (Windows converter only)のチェックを外します。
そのあと、「Create download package」をクリックします。

ダウンロードが完了し、解凍すると、「22000.160_arm64_ja-jp_core_fdb8a3c7_convert」というフォルダが作られます。(バージョンによって、名前の違いがあるかもしれません)

ではターミナルを開き、さきほどの「22000.160_arm64_ja-jp_core_fdb8a3c7_convert」に移動します。

$ cd /Users/(ユーザ名)/Desktop/22000.160_arm64_ja-jp_core_fdb8a3c7_convert

さらに、「uup_download_macos.sh」を実行します。(おそらく、次のようなエラーになります)

$ bash uup_download_macos.sh
One of required applications is not installed.
The following applications need to be installed to use this script:
 - aria2c
 - cabextract
 - wimlib-imagex
 - chntpw
 - genisoimage or mkisofs

macOS requires Homebrew (https://brew.sh) to install the prerequisite software.
If you use Homebrew, you can install these using:
brew tap sidneys/homebrew
brew install aria2 cabextract wimlib cdrtools sidneys/homebrew/chntpw

では、言われたとおりにHomebrewを使って必要なパッケージをインストールしていきます。
Homebrewについて、詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

上記記事を参考にHomebrewをインストールしたら、さきほどのエラーにも書かれていた、以下のコマンドを実行します。(2つ目のコマンドで、またまたエラーが表示されます)
$ brew tap sidneys/homebrew
$ brew install aria2 cabextract wimlib cdrtools sidneys/homebrew/chntpw
Last 15 lines from /Users/r/Library/Logs/Homebrew/openssl@1.0/02.make:
 ^
x86_64cpuid.s:273:10: error: unknown token in expression
 cmpq $0,%rax
         ^
x86_64cpuid.s:273:10: error: invalid operand
 cmpq $0,%rax
         ^
x86_64cpuid.s:274:9: error: unknown token in expression
 cmoveq %rcx,%rax
        ^
x86_64cpuid.s:274:9: error: invalid operand
 cmoveq %rcx,%rax
        ^
make[1]: *** [x86_64cpuid.o] Error 1
make: *** [build_crypto] Error 1

Do not report this issue to Homebrew/brew or Homebrew/core!

These open issues may also help:
Mac M1 chntpw not building (Openssl 1.0 requirement not satisfied) https://github.com/sidneys/homebrew-homebrew/issues/2

表示されたエラーメッセージに書かれたページ(https://github.com/sidneys/homebrew-homebrew/issues/2)を確認すると、その解決方法を見ることができます。

上記ページを参考に、以下のコマンドを実行しました。

$ curl -LO https://gist.github.com/minacle/e9dedb8c17025a23a453f8f30eced3da/raw/908b944b3fe2e9f348fbe8b8800daebd87b5966c/openssl@1.0.rb
$ curl -LO https://gist.github.com/minacle/e9dedb8c17025a23a453f8f30eced3da/raw/908b944b3fe2e9f348fbe8b8800daebd87b5966c/chntpw.rb
$ brew install --formula --build-from-source ./openssl@1.0.rb
$ brew install --formula --build-from-source ./chntpw.rb
$ rm ./openssl@1.0.rb ./chntpw.rb

あとは実際にWindows11のisoファイルをダウンロードするスクリプトを実行します。

$ bash uup_download_macos.sh

かなり時間がかかりますが、環境すると「22000.1_CORE_ARM64_JA-JP.ISO」というファイルが22000.160_arm64_ja-jp_core_fdb8a3c7_convertフォルダに作成されます。

$ ls
22000.1_CORE_ARM64_JA-JP.ISO	UUPs				aria2_script.18742.txt		uup_download_linux.sh		uup_download_windows.cmd
ConvertConfig.ini		aria2_download.log		files				uup_download_macos.sh

このファイルを自分が分かりやすい場所に保存しておきましょう。

UTMでWindows11の仮想環境を構築

では、UTMを使ってWindows11の仮想環境を構築していきましょう。

UTMを開いたら、「Create a New Virtual Machine」をクリックします。

Informationタブでは、Nameを「Windows11」にしました。
また、IconのStyleで「Operation System」を選択し、Windowsのマークを選びました。

Systemタブを選択し、Architectureを「ARM64 (aarch64)」にし、Memoryを「6144」MBにしました。
さらに「Show Advanced Settings」にチェックを入れ、CPU Coresには「4」を入力します。
また、「Force Multicore」にチェックを入れました。

QEMUタブを開き、一番下にスクロールします。
まず、New…と書かれた場所に、「-device」と入力し、returnを押します。
するとその下に項目が増えますので、「usb-storage,drive=drive1,removable=true,bootindex=1,bus=usb-bus.0」と入力し、returnを押します。

Drivesタブを選択し、「New Drive」をクリックします。
Interfaceは「NVMe」にし、Sizeは「60」GBにしました。
入力したら、「Create」をクリックします。

再び「New Drive」をクリックし、「Removable」にチェックを入れます。
Interfaceは「None (Advanced)」を選び、「Create」をクリックします。

「Save」をクリックして、完了です。

作成したWindows11のVMを選択して、「CD/DVD」から「Browse」をクリックします。

さきほどUUP dumpでダウンロードしたWindows11のisoファイルを選択します。

Windows11を起動する

さて、準備は整いましたが、まだまだWindows11を起動するには、もう少し作業が必要になります。

では、▶を押して、Windows11を立ち上げてみましょう。

次の画面が開きますので、素早くescを押します。

「Device Manager」を選択して、returnを押します。

「OVMF Platform Configuration」を選択して、returnを押します。

640×480を「1024×768」に変更します。

F10を押したあとYを押すことで、変更を保存します。

escを2回押して、「Continue」を選択し、returnを押します。

しかし、どういうわけかこのままでは画面のサイズが変わらないので、いったん左上の「×」を押してVMを閉じ、そして再び起動します。

すると、次のような画面が一瞬だけ表示されますので、その間にspaceを押します。
失敗すると黄色い文字が書かれた画面が表示されてしまうので、そのときは、もう一度「×」で閉じて、起動しなおしてください。

お好みの設定に変更して、「次へ」をクリックします。

すると、次のような画面が表示されます。

本来であれば、ここで「今すぐインストール」をクリックしたいのですが、どうもここでこれをクリックしてしまうと、最終的には「この PC では Windows 11 を実行できません」というエラーが表示されて、インストールできないようです。

「この PC では Windows 11 を実行できません」というエラーについて

さきほどの状態から、「今すぐインストール」をクリックして進めていくと、最終的には「この PC では Windows 11 を実行できません」という画面が表示されてしまいます。

この PC では Windows 11 を実行できません

この PC は、このバージョンの Windows をインストールするための最小システム要件を満たしていません。詳細についてはhttps://aka.ms/WindowsSysReq を参照してください。

Windows

もしこの画面が表示されてしまった場合は、右上の「×」をクリックして、Windows セットアップの画面に戻りましょう。

では、次はこのエラーを解決していきたいと思います。

レジストリエディタを開いて、設定を操作する

「この PC では Windows 11 を実行できません」というエラーを解決するには、レジストリエディタを開いて、設定を操作していきます。

Windows セットアップの画面で、Shift + F10を押します。

するとコマンドプロンプトが開かれますので、「regedit」と入力して、実行します。

するとこのように、レジストリエディターが開かれました。

「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SYSTEM」と選択し、「Setup」を右クリックします。
「新規」→「キー」をクリックします。

キーの名前は「LabConfig」にします。

LabConfigを選択した状態で、なにもないところを右クリックし、「新規」→「DWORD (32ビット) 値(D)」をクリックします。

名前は「BypassTPMCheck」とします。

さらに再び、なにもないところを右クリックし、「新規」→「DWORD (32ビット) 値(D)」をクリックします。

こんどは名前を「BypassSecureBootCheck」にします。

「BypassTPMCheck」をダブルクリックし、値のデータに「1」を入力して、「OK」をクリックします。

おなじように、こんどは「BypassSecureBootCheck」をダブルクリックし、値のデータに「1」を入力して、「OK」をクリックします。

あとはレジストリエディターを「×」で閉じ、コマンドプロンプトに「exit」と入力して閉じましょう。

そして「今すぐインストール」をクリックします。

「プロダクトキーがありません」をクリックします。

ライセンスに目を通し、チェックを入れ、「次へ」をクリックします。

「カスタム:Windowsのみをインストールする(詳細設定)」をクリックします。

「次へ」をクリックします。

これで、インストールが始まります。

もしかすると、ここで0x80070B1といったエラーが発生し、うまくインストールされないかもしれません。
そのときは、いったんVMを閉じて、もう一度試してください。
それでもうまくいかない場合は、VMの全てのパーティションを削除して、もう一度試してください。
さらにそれでもうまくいかない場合は、Macを再起動したり、VMをもう一度作り直したりして、試してください。

しばらく待つと、再起動が始まります。

再起動されると、つぎのような画面が開きます。
そのまま「はい」をクリックします。

「はい」をクリックします。

「スキップ」をクリックします。

さて、私の環境ではここで問題が発生しました。
「ネットワークに接続しましょう」の画面から、一切さきに進めないのです。

「ネットワークに接続しましょう」から進めないときの対処法

ネットワークに接続しましょう、から進めないときの対処法です。

まずshift + F10を押します。

さらに以下のコマンドを実行しましょう。

bcdedit /debug on
bcdedit /dbgsettings net hostip:10.0.0.1 port:55555
exit

あとはVM自体を左上の「×」で閉じて、起動しなおします。
さきほどと同じように進めれば、「ネットワークに接続しましょう」のところで失敗することなく進めることができます。

ここでいったん、自動的に再起動されます。

起動すると、次のような画面が表示されますので、お持ちのアカウントでサインインします。

つづいてPINを作ります。
「PINの作成」をクリックします。

PINを入力し、「OK」をクリックします。

復元するか、新しいデバイスとして設定するかを選択し、「次へ」をクリックします。

位置情報などのプライバシー設定を選んで、「次へ」もしくは「同意」をクリックします。

お好みで選択して「承諾」、もしくはなにも選択せずにスキップをクリックします。

OneDriveを使ってバックアップするかどうかを選択して、「次へ」をクリックします。

次のような画面が表示されますので、しばらく待ちます。

あとはWindowsが再起動されますので(止まってしまった場合は「×」でいったん閉じて、もう一度起動)、さきほど作ったPINでログインします。

これで、Windows11が使えるようになりました。

これで一応使えたのですが、コマンドプロンプトを管理者として実行し、以下のコマンドを入力しました。

bcdedit /debug off

私の環境では、これでVMを起動しなおすと、インターネットに接続できなくなったのですが、SPICE Guest Tools and QEMU Drivers (Windows)をダウンロードし、UTMから読み込んでVMのWindowsにインストールしてみたところ、インターネットに接続することができるようになりました。

ただ、この辺りは私も曖昧です。ごめんなさい。

まとめ

UTMはM1 Macでも使える仮想化ソフトです。

このUTMを使えば、M1 Macの仮想環境にWindows11をインストールすることができます。
私も試行錯誤して、やっとの思いで仮想環境を作ることができました。

参考になれば幸いです。

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