1. HOME
  2. »
  3. ソフトウェア
  4. »
  5. 仮想化ソフト
  6. »
  7. UTM
  8. »
  9. UTMでM1 MacにUbuntuの仮想環境を構築してみよう!

UTMでM1 MacにUbuntuの仮想環境を構築してみよう!

Apple M1ではVirtualBoxなどの仮想化ソフトがうまく動かなかったりします。
Parallels Desktop for MacがM1に対応しているとのことですが、できれば無料のものを使いたいですよね。

M1 Macで使用できるUTMという仮想化ソフトがあります。
なんとこのソフト、無料で使うことができます。

今回はUTMを使って、M1 MacにUbuntuの仮想環境を構築する方法を紹介します。

UTMでWebサーバを立ち上げたい場合は、こちらの記事をご覧ください。

目次
  1. UTMとは
  2. Ubuntuのisoファイルをダウンロード
  3. UTMでUbuntuをインストールする方法
  4. Ubuntuのデスクトップ環境(GUI)を使いたい場合
  5. エラーについて
  6. まとめ

UTMとは

UTM公式サイト

UTMはiOS上に仮想環境を構築できるソフトなのですが、Big SurとApple M1に対応しており、M1 Macでも使うことができます。

Mac App Storeにも公開されていますが、こちらは有料になっております。しかし無料版との違いはほとんどなく、自動更新を取得できるかできないかの違いです。
UTMが本当に気に入ったら、購入を考えてもいいかもしれません。

ダウンロードは上記サイトから可能です。

Ubuntuのisoファイルをダウンロード

さて、Ubuntuをインストールしていきたいのですが、その前にUbuntuのisoファイルをダウンロードする必要があります。


※訂正(2021/9/28)
これまで、ダウンロードするためにクリックする場所を間違えて、画像を作成していました。以前コメントをいただいたこともあったのですが気づくことができず、今回再びご指摘をいただき、間違いに気づきました。
この記事を参考にしていただいた方、ほんとうに申し訳ございません。記事は修正させていただきました。


今回ダウンロードするのは、Ubuntu ServerのLTSです。
以下のリンクからダウンロードページにアクセスしましょう。

Ubuntu Server for ARM

LTSというのは長期サポート版という意味です。多くの場合LTSを選んでおくのがいいでしょう。

UTMでUbuntuをインストールする方法

では、UTMを使ってUbuntuをインストールしてみましょう。

UTMを起動すると、次のようなウィンドウが表示されます。
そこで「Create a New Virtual Machine」をクリックします。

つづいて、Nameを「Ubuntu」に変更します。
さらに、IconのStyleを「Operating System」に変更し、アイコンをUbuntuのものに変えておきましょう。

「System」を選択し、Architectureを「ARM64(aarch64)」に変更します。
さらにMemoryを8192MBまで増やしましょう。

「Drives」を選択し、「New Drive」をクリックします。
さらに「VirtIO」を選択し、「Create」をクリックします。

もう一度「New Drive」をクリックします。
さらに「Removable」にチェックを入れ、「USB」を選択したあと、「Create」をクリックします。

「Save」をクリックします。

Ubuntuを選択し、「CD/DVD」から、「Browse」をクリックします。

さきほどダウンロードしたUbuntu Serverのisoファイルを選択し、下の画像の場所をクリックして、Ubuntuを起動してみましょう。

Install Ubuntu Serverを選択します。

Englishを選択したままEnterキーで決定します。

ご自身のキーボードにあったものを選択し、Doneで決定します。

ネットワークの設定画面です。今回はそのままDoneを選択します。

プロキシの設定画面です。そのままDoneを選択します。

さらにDoneを選択します。

ストレージの設定画面です。なにも変更せずにDoneを選択します。

もう一度Doneを選択します。

Continueを選択します。

Your name(あなたの名前)、Your server’s name(サーバー名)、Pick a username(ユーザ名)、Choose a password(パスワード)、Confirm your password(パスワードの確認)を入力し、Doneを選択します。

SSHの設定画面です。チェックはせずにDoneを選択します。

今回は、なにもチェックせずに、Doneを選択します。

インストールがはじまるので、そのまましばらく待ちましょう。

インストールが完了すると、「Reboot Now」が表示されるので、選択しましょう。
また、running ‘curtin hook’が終わりませんが、これはバグのようです。

すると黒い画面にカーソルが点滅している状態になるので、いったん×ボタンで閉じます。
このとき、UTMの再起動ボタンは使わないようにしましょう。

「CD/DVD」から「Clear」をクリックします。

もういちどUbuntuの仮想環境を再び開き直します。
すると次のような画面が表示されます。

これでぶじ、UTMを使ってM1 MacにUbuntuをインストールすることができました。
さきほど設定したユーザ名とパスワードを入力し、Ubuntuにログインしたあと、以下のコマンドを実行しておきましょう。

$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade

質問されたら「Y」と入力します。

Ubuntuのデスクトップ環境(GUI)を使いたい場合

Ubuntuのデスクトップ環境(GUI)を使いたい場合は、以下のコマンドを実行します。

$ sudo apt install tasksel
$ sudo tasksel install ubuntu-desktop

質問されたら「Y」と入力します。

すると、デスクトップ環境のインストールがはじまります。

インストールが終了したら、以下のコマンドで再起動します。

$ sudo reboot

再起動後、もしデスクトップ環境にならなかった場合は、もう一度以下のコマンドを実行します。
UTMのgitHubのページにもありましたが、taskselでは、最初に失敗する可能性があるようです。

$ sudo tasksel install ubuntu-desktop
$ sudo reboot

Welcome to Ubuntuの設定を済ませると、次のような画面になり、Ubuntuのデスクトップ環境を使うことができるようになります。

エラーについて

UTMを使ってUbuntuをインストールしようとすると、以下のような画面が表示され、動かなくなってしまうことがあります。

EFI stub: Booting Linux Kernel…
EFI stub: EFI_RNG_PROTOCOL unavailable, no randomness supplied
EFI stub: Using DTB from configuration table
EFI stub: Exiting boot services and installing virtual address map…

この画面ですが、UTMの再起動ボタンを使用したときに頻発する気がします。

仮想環境の再起動のとき、このボタンはあまり使わないほうがいいと思います。

対処方法:

  • しばらく待ってみる(しばらくすると動くことがあります)
  • ×ボタンなどで仮想環境を終了させ、ふたたび立ち上げる
  • もういちど仮想環境を構築する

まとめ

M1 MacではVirtualBoxなどの仮想化ソフトが対応していないことが多いです。
しかしUTMを使えば、M1 Macに無料で仮想環境を作ることができます。

今回はUTMを使って、M1 MacにUbuntuの仮想環境を構築してみました。
参考にしていただければ幸いです。

スポンサードリンク

関連コンテンツ

オススメ記事

Vimの自動補完プラグイン「ddc.vim」の使い方

ddc.vimは、Vimで自動補完を行うことができる、とても優れたプラグインです。今回は、ddc.vimの使い方を紹介します。 ddc.vimについて ddc.vimは、Shou

英単語を一瞬で調べられる!Chrome拡張機能「Weblioポップアップ英和辞典」

英語サイトを見ているとき、なんとなく頭で訳しながら見るのですが、途中で分からない単語に出会すことがよくあります。一応、Macには辞書機能があるのですぐに調べることができるのですが、「Weblioポッ

Vimを始めたら最初に覚えておきたいコマンド一覧

作業をしようと思ってから、実際にするまで3時間かかります。@It_is_Rです。 今回は、初心者卒業向けとして、Vimを使う上で最初に覚えておきたいコマンドをまとめました。 カー

テキストエディタ(Visual Studio Code)をインストールしてみよう! 小学生からのプログラミング入門

さて、今日も楽しく、プログラミングを学んでいきましょう!今回は、プログラミングをはじめるために必要《ひつよう》な、「テキストエディタ」というソフトをインストールしてみます。 おうちのパ

.vimrc でVimの設定をしてみよう!

Vimでは、何も設定しない状態だと、真っ白な画面に黒字という、とてもシンプルな状態になります。 今回は、 .vimrc というファイルを編集(作成)して、 Vimの設定をする方法を紹介します。

software

【Mac可】CrossFTPを使ってサーバーとデータを送受信する方法!!

目に入れても痛くないほど動物が好きな@It_is_Rです。もちろん目に入れたことはありません。だって痛いじゃん。 いままでサーバーとのファイルのやり取りにはDWを使っていたのですが、少し使い勝手

Vimのインストールと、環境変数にPathを設定する方法【Windows】

Vimは、多くの方が使っているものとはちょっと違った、高機能なテキストエディタです。 一見とても使いづらいように思えますが、これに慣れてしまうと他のテキストエディタを使えなくなってしまうほど、Vim

Data Recovery Wizard

無料データ復元ソフト「Data Recovery Wizard」の機能を徹底検証!

大切なデータを誤って削除してしまった、必要ないと思って削除したファイルが後々必要になった、などといった経験はありませんか? 通常ですと、削除したファイルはゴミ箱に保存されるので、復旧することは容易で

Vimのモードについて。それぞれどんなことができるの?

今回も、Vimを学んでいきましょう。 さて、前回も少しだけ出てきましたが、Vimのモードっていったい何なのでしょうか。ここが、普通のテキストエディタと違い、最もとっつきにくい部分かと思います。

Vimのウィンドウを分割して使う方法を分かりやすく紹介

今回も、Vimを学んでいきましょう。 Vimで複数のファイルを同時に編集したいとき、ウィンドウを分割すると便利です。そこで今回は、Vimの画面を分割して使う方法を紹介します。 今

10件のコメント “UTMでM1 MacにUbuntuの仮想環境を構築してみよう!

  1. はじめまして、コメント失礼いたします。
    突然の質問で大変恐縮ですが、記事通り進めていきUTM上でubuntuを起動すると以下エラーメッセージが表示されます。
    This version of macOS does not support GPU acceleration. Please change the VM configuration or upgrade macOS
    対処法について何かアドバイスいただけないでしょうか。

    1. >なるきさん
      はじめまして。コメントありがとうございます。

      ご質問についてですが、私の環境ではそのようなエラーが出ておらず、どうにかそのエラーを表示できないものかと色々試してみたのですが、うまくいきませんでした。すみません。

      エラーのメッセージは、「GPUアクセラレーションをこのバージョンのmacOSはサポートしていません。VMの設定を変更するか、macOSをアップグレードしてください」とのことですので、もし古いバージョンのmacOSを使っているのであれば、アップグレードしてみるのもひとつの手かもしれません。

      参考になるか分かりませんが、またよろしくお願いいたします。

      1. ご丁寧にありがとうございます。
        Mac OSは常に最新にしているのですが、色々と試してみようと思います。

        1. >なるきさん
          返信ありがとうございます。
          お役に立てず、申し訳ありません。
          色々試してみて、なにか分かったことがあれば、私も気になるので教えていただけると嬉しいです。
          また遊びにきてください。

  2. こんばんは。はじめまして。
    お聞きしたいのですが、intel iMacにてUTMをインストールしてWindows11をインストールを試みましたが、
    「このPCではWindows 11を実行できません」とのエラーにまります。
    インストールは、出来ないのでしょうか? 設定ミス?
    アドバイスを頂ければ幸いです。
    失礼致します。

    1. >よしさん
      こんばんわ。はじめまして。
      コメントありがとうございます。

      いまのところ私の手元には試すことができるIntelのMacがなく、確実な回答をすることはできないのですが、IntelのMacでしたらVirtualBoxが使えると思いますので、そちらを使ってみるのはいががでしょうか。
      VirtualBox 6.1.28では、Windows11をサポートしているようです。
      Oracle VM VirtualBox 6.1.28 introduces guest support for Microsoft Windows 11

      一度お試しください。よろしくお願いいたします。

  3. この記事だとUbuntu Server 20.04 2をダウンロードすべしと読めますが、それだとエラーになりませんか?
    正しくは、右上にある Ubuntu Server for ARM をダウンロードしてインストールしないといけないのでは?

    1. >ほげらっちょさん
      はじめまして。コメントありがとうございます。

      確かに、Ubuntuをダウンロードする部分で、画像を間違えて作成し、私自身もそこからダウンロードしたと勘違いしておりました。
      本当に申し訳ございません。同時にご指摘ありがとうございます。記事は修正させていただきました。

  4. M1 Airに環境構築しようとしたところ、Ubuntuを起動したところで上記画像のようなセットアップ画面にはならず、startup.nshエラーを吐いて先に一切進めなくなりました。調べても対処法が出てこないのですが、どうしたらいいでしょうか。

    1. >ヤナギダ ワタルさん
      こんにちは。コメントありがとうございます。

      考えられる要因としましては、もしかすると「Ubuntu Desktop」をダウンロードしてしまっている可能性があります。
      ダウンロードするのは、「Ubuntu Server」です。

      私の記事の、Ubuntuのダウンロード画面のスクリーンショットが、「Ubuntu Desktop」のダウンロード部分と似ているため、勘違いされたのかもしれません。
      「Ubuntu Desktop」のダウンロードボタンの下に、「Ubuntu Server」の項目があります。

      お役に立てれば幸いです。

      (私の記事にも、注意書きを追加させていただきました。ありがとうございます。)

コメントを残す(コメントは承認後に反映されます)

メールアドレスが公開されることはありません。