Vimを使い始めたらまず覚えたい基本の操作

更新 : 2024/05/02

by : It is R

今回も、Vimを学んでいきましょう。

Vimは、特有の操作でテキストを編集するので、慣れるまで少々時間がかかります。
そこで今回は、まず最初に覚えておきたい、一番基本的な操作方法を紹介します。

また、前回の記事はこちらになります。

Vimのモードについて。それぞれどんなことができるの？

今回の記事で紹介するコマンドの一覧

まず、今回紹介するコマンドの一覧です。

カーソルの移動

挿入モードへの切り替え

テキストの削除

テキストの選択

まず、カーソルの移動方法です。

これらを使わなくても、方向キーで移動はできます。しかし、これらを覚えることで方向キーまで手を移動する手間を省け、作業効率が上がるのです。

開いたばかりのVimは、ノーマルモードになっています。

ノーマルモードの状態では、h、j、k、lで、カーソルを上下左右に移動させることができます。

今回は、HTML ファイルを編集するときのことを例に進めていきます。
では、これらのコマンドを使って、閉じるtitleタグの、<の上にカーソルを移動してみます。

つづいて、実際に文字を入力してみたいと思います。
文字を入力するには、モードを「挿入モード（Insert mode）」にする必要があります。

titleタグの中にカーソルがある状態で、今回はiを押して「挿入モード」に切り替えましょう。
左下に「挿入」と表示されれば、挿入モードになっています。

これで、文字の入力が可能になります。

入力が完了したら、Escでノーマルモードに戻ります。

ただ、本当ならば、カーソルをひとつずつ動かしていては、ちょっと効率がよくないので、実際に作業するときは、もっと便利なコマンドを使って、カーソルを移動させます。

つづいて、テキストを削除してみます。

たとえば、下の画像の場所にカーソルがあるとします。

このままxを押すことで、カーソルのある文字を削除することができます。

つづいて、下の画像の位置にカーソルを移動させます。

こんどはXを押すと、カーソルの手前の文字が削除されます。

今度は、カーソルを下の画像の行に移動します。

dを2回続けて押すと、カーソルのある行が削除されます。

テキストを選択するには、ビジュアルモードに切り替えます。

ビジュアルモードには、以下の３つがあります。

まず、vを押すと、ビジュアルモードになります。
このモードでは、文字単位でテキストを選択できます。