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仮想マシン

仮想マシンとは、コンピュータの中で仮想的に作られたコンピュータのことです。

たとえば、Macの中にWindowsの仮想マシンを作ることで、本来Macでは動かないはずのWindows専用ソフトを動かしたり、アプリやWebサイトなどの開発で、ほかのOSでもちゃんと動くかな、というのを確かめたりするために使います。

目次
  1. 仮想マシンとは?
  2. デュアルブートとは違うの?
  3. 仮想環境とは?
  4. 仮想化ソフト(仮想化ソフトウェア)とは?
  5. まとめ

仮想マシンとは?

仮想マシンは、コンピュータの中にもう一つのコンピュータがある、というイメージです。

よく、ドラマや映画を見ていると、その登場人物がテレビを見ているシーンってありますよね。
私は毎回思います。「あ、テレビの中にテレビがある」って。思いませんか?

テレビの中にテレビがあるのに、そのテレビは全く別物のテレビです。仮想マシンはこれと似ています。

つまり仮想マシンは、コンピュータの中に作られたもう一つのコンピュータ、のことです。

仮想マシンは、英語でバーチャルマシン(Virtual Machine)と言います。
Virtual Machineを省略したのがVMですので、仮想マシンVirtual MachineVMは、どれも同じ意味になります。

デュアルブートとは違うの?

パソコンに詳しい人ですと、ここで思うかもしれません。あぁ、仮想マシンってデュアルブートのことでしょ、と。

確かに似ていますが、実は違うのです。

デュアルブートは、HDDやSSDのパーティションを切って(複数のHDDやSSDがあるように見せること)、それぞれに別のOSを入れる技術のことです。

デュアルブートのイメージとしてはこのようなふうだと思います。(ここでのMac、Windowsは、OSのことをいっています)

これらは全く別物なので、OSを切り替えるには、いったんコンピュータの電源を切る必要があります。

そうですね。たとえるならば、仮想マシンはテレビの中に映るテレビであるのに対し、デュアルブートは別のチャンネルです。

仮想環境とは?

仮想環境は、仮想的な環境のことです。すみません、そのままですね。

環境というのは、そのパソコンがどのような状態なのか、というものです。
Windowsなのか、Macなのか、ネットには繋がっているのか、どんなソフトがインストールされているのか、など、そのパソコンがどんな状態にあるのかをまとめて環境といいます。

仮想環境というのは、その環境を仮想的に作り出したものです。
仮想マシンと同じ意味で使われることもあります。ただ、仮想マシンは仮想環境ですが、仮想環境は仮想マシンとは限りません。

つまり仮想環境は仮想マシンよりも幅広くをいいます。

仮想化ソフト(仮想化ソフトウェア)とは?

仮想化ソフトは、仮想環境を作り出すソフトのことをいいます。

たとえば、以下のようなものがあります。

  • VirtualBox
  • Docker
  • VMware
  • UTM

まとめ

仮想マシンは、コンピュータの中に作られたコンピュータのことです。
仮想マシンのことをVirtual Machine、VM、などといったりします。

仮想環境は仮想マシンと同じ意味で使われることもあります。しかし、仮想マシンは仮想環境ですが、仮想環境が仮想マシンとは限りません。

仮想環境を作り出すソフトのことを仮想化ソフト(仮想化ソフトウェア)といいます。

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