外付けより浅漬け。@It_is_Rです。うまい。山田くーん、マット4枚!
はい、今回は 外付けSSD や HDD を フォーマット する方法です。
今回の記事で使用している OS は macOS High Sierra ですが、 macOS Mojave でもほとんど相違ありませんでした。
若干の違いについては記事中に追記しました。
ディスクユーティリティの使い方
まず、ディスクユーティリティの使い方です。
ディスクユーティリティを立ち上げる
Launchpad の 「その他」から「ディスクユーティリティ」を立ち上げます。
ディスクユーティリティの基本
ディスクユーティリティの使い方も、前の OS とは変わっています。
初期状態でのサイドバーの表示方法はさっぱりしていますね。
これは、サイドバーにボリュームのみが表示されている為です。
下の画像の、矢印部分をクリックし、「すべてのデバイスを表示」に変更すると、ボリューム以外のものも表示されます。
コンテナdisk○○と表示されてるのは?
「すべてのデバイスを表示」にすると、 コンテナdisk1 とか 2 とか 3 とか表示されます。
前まではなかったのに、なんなんだこれ。という感じですね。初めて見た時、かなり混乱しました。
このコンテナdisk○○というものですが、フォーマットをAPFSにすると表示されるようです。
例えば、Mac OS拡張(ジャーナリング)にすれば、以下の画像のようにdisk○○が表示されません。
現在のフォーマットを知る
フォーマットしたい SSD や HDD が何でフォーマットされているか見てみましょう。
サイドバーから、知りたいボリュームを選択します。
四角で囲まれた部分を見ると、現在のフォーマットが分かります。
フォーマット形式について
フォーマットの種類や方式は、色々とあって厄介なので、一覧でまとめました。
フォーマットの種類について
まず、フォーマットの種類になりがあるか紹介します。
- APFS : Apple File System の略。Mac OS拡張フォーマット(HFS+) の根本的な問題解決が目的。 macOS High Sierra から導入された。ただ macOS High Sierra より前の OS では使えないみたいなので注意。
- APFS(暗号化) : APFS の使う時にパスワードが要求されるようになるバージョン。 macOS High Sierra を使っていて SSD を持ち運びたい人におすすめ。
- APFS(大文字/小文字を区別): OS を入れる SSD や HDD で大文字/小文字を区別すると、一部のアプリが動作しなくなるので注意。
- APFS(大文字/小文字を区別、暗号化) : 上と同じで、OS を入れる SSD や HDD で大文字/小文字を区別すると、一部のアプリが動作しなくなるので注意。
- Mac OS拡張(ジャーナリング) : macOS High Sierra より前の OS も使いたい場合、こちらのフォーマットにしておかないと読み込めないとのこと。なので、 macOS High Sierra しか使わない場合は、 APFS にしてみるのもいいかもしれない。
- Mac OS拡張(ジャーナリング、暗号化) : Mac OS拡張(ジャーナリング) の使う時にパスワードが要求されるようになるバージョン。
- Mac OS拡張(大文字/小文字を区別、ジャーナリング) : OS を入れる SSD や HDD で大文字/小文字を区別すると、一部のアプリが動作しなくなるので注意。
- Mac OS拡張(大文字/小文字を区別、ジャーナリング、暗号化) : 上と同じで、OS を入れる SSD や HDD で大文字/小文字を区別すると、一部のアプリが動作しなくなるので注意。
- MS-DOS(FAT) : WindowsでもMacでも使用したい人。4GB以上のファイルを扱うことができないので注意。
- exFAT : WindowsでもMacでも使用したい人。MS-DOS(FAT)では4GB以上のファイルを扱うことができないので、WindowsでもMacでも使用したい人はこちらがおすすめ。
方式について
方式はこの三つです。大抵の人は GUID パーティションマップ を選べばいいと思います。 Windows も使いたいなら マスター・ブート・レコード を選ぶと無難かもしれません。
- GUID パーティションマップ : IntelベースのMacを使用している場合はこれ。
- マスター・ブート・レコード : Windowsも使いたいならこれ。でも一応GUID パーティションマップでも Windows で読み取れる。(読み取れない場合も結構あるみたいなので注意。)
- Apple パーティションマップ : PowerPCベースのMacを使用している場合これ。
外付け SSD や HDD をフォーマットする
前に比べて、フォーマットが複雑になりましたので、混乱するかもしれません。
現在のフォーマットによって表示が変わるんです。
APFS から APFS にフォーマットする
まず APFS でフォーマットされている SSD や HDD を、 APFS でフォーマットしたい場合です。
サイドバーからフォーマットしたいボリュームを選択します。
ここでの注意点は、 APFS しか選べないということです。
また、方式の変更もできません。方式を変更したい場合、これから紹介する、「APFS から Mac OS拡張フォーマットなどにフォーマットする」を見てください。
APFS から Mac OS拡張フォーマットなどにフォーマットする
APFS から Mac OS拡張フォーマットなどにフォーマットする場合、ちょっと戸惑います。
何も考えずにフォーマットしようとすると、次のようなエラーが表示されます。
追記
macOS Mojaveで試したところ、このエラーは表示されませんでした。
「消去プロセスを完了できませんでした。続けるには、“完了”をクリックします。」
といったエラーです。
次のような方法でフォーマットすれば、エラーは表示されず、ちゃんとフォーマットできました。
まず、矢印部分を選択した後、「マウント解除」をクリックします。
その他のフォーマット
上で紹介した以外のフォーマットの方法です。
例として、Mac OS拡張(ジャーナリング)から APFS へフォーマットしてみます。
画像のように矢印部分を選択し、「消去」をクリックします。
フォーマットと方式で「APFS」を選択したあと、「消去」をクリックします。
まとめ
今回はMacで外付けSSDやHDDをフォーマットする方法を書いてみました。
お役に立てば幸いです。
ちなみに今回 SSD のフォーマットに使用したのがこちらです。