こんにちは。現在、最新ゲーム熱意製作中の@It_is_Rです。
個人での開発はとても大変で、時間がかかってしまっていますが、すこしずつ形にしていっています。
さて、今回はUnityで開発したiOS用のゲームを、iPhoneで実機テストする方法です。
実機テストをすると、Unity上で再生したときとは、ゲームの動きが異なる場合があります。
早い段階で行なっておきましょう。
また、Androidを使って実機テストをしたい場合は、こちらの記事を参考にしてください。
今回は、Macを使った方法の紹介になります。
Windowsをお使いの場合、iPhoneでの実機テストはできなくはないようですが、有料のサービスを使う方法だったり、リモートのMacを使う方法だったりと、少々むずかしい印象があります。
モジュールのインストール
Unityで開発したゲームをiPhoneで動かすには、iOS用にビルドする必要があります。
そのためには、「iOS Build Support」というモジュールをインストールしなければなりません。
では、「iOS Build Support」をインストールしていきましょう。
まずはUnity Hubを開き、「インストール(Installs)」をクリックします。
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity42-860x527.jpg)
使用したいバージョンの、右上のマークをクリックします。
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity43-860x527.jpg)
「モジュールを加える(Add Modules)」をクリックします。
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity44-860x527.jpg)
「iOS Build Support」を選択して「実行(DONE)」をクリックします。
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity45-860x527.jpg)
これでインストールが始まります。しばらく待ちましょう。
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity46-860x527.jpg)
下の画像のように、iOSと表示されれば、インストールの成功です。
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity47-860x527.jpg)
iOS用にゲームをビルドする
続いてiOS用にゲームをビルドしてみましょう。
「ファイル(File)」から、「ビルド設定(Build Settings)」をクリックします。
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity48-860x496.jpg)
「iOS」を選択し、「Switch Platform」をクリックします。
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity49-541x540.jpg)
すると表示が切り替わるので、「ビルド(Build)」をクリックします。
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity50-541x540.jpg)
保存先を選択して「Choose」をクリックします。
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity51-860x517.jpg)
保存したフォルダを見てみると、次のようなファイルが出力されています。
そのなかから「Unity-iPhone.xcodeproj」を開きます。
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity52-860x484.jpg)
するとXcodeが立ち上がります。
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity53-860x475.jpg)
iPhoneで実機テストする
では、Unityで開発したゲームを、iPhoneで実行してみましょう。
iPhoneをMacにUSB接続してください。
さらに、下の画像の場所をクリックします。
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity54-860x475.jpg)
接続したiPhoneを選択しましょう。
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity56-860x450.jpg)
「Unity-iPhone」をクリックし、「Signing & Capabilities」を選択します。
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity61-860x475.jpg)
「Automatically manage signing」のチェックを入れます。
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity62-860x475.jpg)
すると次のようなダイアログが表示されますので、「Enable Automatic」をクリックします。
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity58-860x503.jpg)
さらに、「Team」の部分をクリックします。
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity60-860x475.jpg)
自分のアカウントを選択します。(アカウントの登録が済んでいる必要があります)
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity63-860x459.jpg)
このとき、もしかすると「Failed to register bundle identifier」や「No profiles fir ‘com.XXX.XXX’ were found」といったエラーが表示されるかもしれません。
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity66-860x475.jpg)
そんなときは「Bundle identifier」を変更すると、エラーが消えることがあります。
今日の日にちを入れてみたり、適当な数字を入れてみたりして、なんどか試してみてください。
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity68-860x475.jpg)
それでは、▶をクリックして、実行してみましょう。
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity69-860x475.jpg)
このとき、もし次のようなダイアログが表示された場合、iPhoneの設定を変更し、デベロッパを許可しましょう。
![](https://original-game.com/wp-content/uploads/2021/09/unity70-860x499.jpg)
許可するには「設定」→「一般」→「プロファイルとデバイス管理」と選択し、「デベロッパAPP」の項目から開発元を信頼する設定をすることができます。
これで無事、iPhoneの実機でテストをすることができました。
まとめ
Unityでスマホゲームを開発していると、Mac上で再生したときと、スマホで動かしたときとで、動作が異なることがあります。
それを防ぐためには、早い段階で実機テストを行なっておいたほうがいいでしょう。
今回はUnityで開発したゲームをiPhoneで動作確認する方法を紹介しました。
参考になれば幸いです。