ダウンロードは、どこか遠くのパソコンから、欲しいものをコピーして、手元のスマホやパソコンに入れることです。
ダウンロードとは
インターネット(ネットワーク)上には、たぶん妖精が住んでおり、欲しいもの(データ)をお願いすると、どこか遠くのパソコンからものすごいスピードで持ってきて、手元のスマホやパソコンに保存してくれます。
これがダウンロードです。
みなさんは、スマホやパソコンで、どんなアプリを使っていますか?
ゲームだったり、お絵描きアプリだったり、いろんなアプリがあります。
そのようなアプリを使うときって、iPhoneだったら「App Store」、Androidならば「Google Playストア」、パソコンならばブラウザなどを使って、「どこか」からスマホやパソコンに入れたりしますよね。
アプリだけに限らず、画像や動画、音楽なども含めてですが、インターネット(ネットワーク)上の「どこか」から、手元のスマホやパソコンに入れる、というのが、ダウンロードです。
ただ、ここでちょっと「インストールとはなにが違うの?」と思う方もいるかもしれません。
ダウンロードのときは、(たぶん)妖精がそれを持ってきてくれるのですが、妖精はただ持ってきてくれるだけです。
画像や動画、音楽などは、そのまま見たり聞いたりできますが、アプリの場合はそのまま使うことができないものもあります。
というのも、ファイルを保存する場所が決まっていたり、システムの設定をしなくちゃいけなかったり、そのアプリを動かすための準備がいることが多いんです。
そういった、アプリを使うための準備が「インストール」で、これを自動でやってくれるのが「インストーラ」です。
つまり妖精は、ダウンロードはしてくれても、インストールのやり方は分からないんです。
ただ、むずかしいことに、ボタンひとつでダウンロードとインストールを自動的に行なってくれることもあります。スマホでアプリをインストールするときは、ほとんどこの方法です。
そうなると、感覚的にダウンロードとインストールがひとつのもの、という気がしてしまいます。でも、やっぱりこのふたつはまったく別物なんです。
例え話ですが、ダウンロードは魚を釣ること、インストールはその魚を料理すること、と考えると分かりやすいかもしれません。
もっとくわしいダウンロードの説明
さて、画像、動画、音楽、アプリなど、みなさんが「見たい、聞きたい、使いたい」と思うものは、どこか遠くのパソコンに保存されています。
どこか遠くのパソコン、というのは、専門的な言葉では、サーバーといいます。
あと、どこか遠く、というのはちょっと嘘で、もしかするとすぐ近くのこともあります。でもだいたいはどこか遠くです。
サーバーは、かんたんにいうと、遠く離れたところから機能を使わせてくれるパソコンのことです。
たとえば、ホームページを見るときには、Webサーバーというものが、見たいページを送ってくれます。もちろん、見たいページに画像や動画などもあれば、それらも含めて送ってくれます。
送る役目をしてくれるのは、たぶん妖精です。
ここで、あれ、と思う方もいるかもしれません。
そうです。ホームページを開いたとき、意識はしていなくても、すでにダウンロードがされているんです。
だって、ホームページ自体はサーバーにあるんですから。
となると、ダウンロードってなんなのか、だんだんと分からなくなってしまいますよね。
そこで、ダウンロードにはふたつの意味がある、と考えると分かりやすいです。
ひとつ目は、ダウンロードボタンをクリックしたときなどに行なわれる、「意識のあるダウンロード」です。
ふたつ目は、ホームページを開いたときなどに行なわれる、「意識してないダウンロード」です。
でも、会話の中などでは、ひとつ目の「意識のあるダウンロード」の意味で使われることが多いと思います。
まとめ
ダウンロードは、どこか遠くのパソコン(サーバー)にあるものを、手元のスマホやパソコンに入れることです。
ダウンロードには、「意識のあるダウンロード」と「意識してないダウンロード」のふたつがあると考えると、分かりやすいです。
多くの場合、「意識のあるダウンロード」の意味で使われます。
「意識してないダウンロード」は、ホームページを開いたときなどに行なわれます。