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ハッキング

ハッキングは、コンピュータにとてもくわしい人が、システムやネットワークの弱点じゃくてんさがして安全あんぜんかどうかをたしかめたり、ソフト改造かいぞうして便利べんりにして使ったりなど、すごい技術ぎじゅつ使つかっていろいろすることです。

ただ、こういった技術がわるいことに使われてしまう場合ばあいがあります。この場合は、ハッキング区別くべつして、クラッキングといわれたりします。

目次
  1. ハッキングとは
  2. ハッキングとクラッキングの違い
  3. まとめ

ハッキングとは

ハッキングといわれると、ほかの人のパソコンにこっそりはいんでいろんなわるさをすること、と思われるかもしれません。
しかしハッキングは、かならずしも悪いこと、というわけではありません。

たとえば、あたらしいシステム作っているとき、そのシステムによるセキュリティの問題もんだいはないか、といったことを調しらべようと思ったら、実際じっさいにそのシステムを攻撃こうげきしてみるのが一番いちばんいい方法ほうほうだと思います。
これって、べつに悪いことではないですよね。システムの安全性あんぜんせいたかめようとしているのだから、ぎゃくにありがたいことです。

そして、こういうことって、すごくむずかしくて、ものすごい知識ちしきがないとできないんです。

ものすごい知識を使って、ソフトがどういう仕組しくみになっているのか分析ぶんせきしてみたり、もっと使いやすいように改造かいぞうしてみたり、一般いっぱんの人ができないような天才的てんさいてきなことをすることが、ハッキングです。
さらに、このようなことができる天才的な人のことを、ハッカーといいます。

しかし、こういった技術ぎじゅつを悪いことに使う場合は、はなしは変わってしまいます。

例えば、個人情報こじんじょうほうぬすむためにほかの人のパソコンに入り込んだり、入り込んだパソコンの中のデータをこわしたり、というものです。
このようなことは、やはりそれによってこまる人が出てきてしまいます。

この場合は、クラッキングというふうに区別くべつされることもおおく、このようなことをする人のことを、クラッカーといったりします。

ハッキングとクラッキングの違い

ここまでで、もうすでに書いてしまいましたが、ハッキングとクラッキングちがいをまとめると、このようになります。

  • ハッキング:コンピュータにすごくくわしい人がおこなう、天才的てんさいてきなこと
  • クラッキング:コンピュータにすごくくわしい人が行なう、わるいこと

しかしハッキングも、悪いことの方の意味いみで使われたり、悪いことの方の意味もふくんでいたりします。
ですので、もしハッキングという言葉ことばが出てきたら、それは悪いことの意味で言っているのか、それとも天才的なことの意味で言っているのかを、そのときそのときで判断はんだんする必要ひつようがあります。

もし、クラッキングという言葉が出てきたら、その方はおそらく誤解ごかいがないように、ハッキングとクラッキングをちゃんと使い分けています。

まとめ

ハッキングは、コンピュータにとてもくわしい人が、安全あんぜんのためにシステムやネットワークのよわ部分ぶぶんさがしたり、ソフト改造かいぞうして便利べんりに使ったりなど、とても天才的てんさいてきなことをすることです。

また、こういった技術ぎじゅつわるいことに使うことを、クラッキングといいます。

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