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フィンガープリント

フィンガープリントは、指紋しもんのことです。
ITの分野ぶんやでは、データやコンピュータが、同じものかどうかを判断はんだんするために使われるものを、フィンガープリントといいます。

目次
  1. フィンガープリントとは
  2. ブラウザフィンガープリントとは
  3. まとめ

フィンガープリントとは

まず、フィンガープリント(fingerprint)は、指紋しもん英語えいごにしたものです。

よくドラマで、悪い人を見つけたいときに、指紋がのこっていないかをさがしたりしますね。
指紋は、人それぞれちがうので、現場げんばに残っていた指紋と合わせることで、その人がそこにいたかどうかが分かってしまいます。
つまり指紋によって、その人なのか、別の人なのか、ということが分かってしまいます。

IT分野ぶんやにおいてのフィンガープリントもそれと同じで、たとえば、電子でんしメールの内容ないようおくったときのものと同じものか(こっそり変更へんこうされていないか)、といったことを調しらべるのに使われています。

電子メールであれば、電子メールの本文ほんぶんからとある方法でり出したあたいを、そのメールのデータにみ合わせて送ります。
すると、そのメールを受け取ったがわも、同じ方法で割り出した値が、送られてきたものとちゃんと一致いっちするかどうかを調べることができ、メールの内容がえられていないかを判断はんだんすることができます。

また、ホームページ(ここではWebページのことをホームページと記述しています)を開いたコンピュータが、どのコンピュータなのか、ということを割り出すことにも使われます。
これを、ブラウザフィンガープリント、といいます。

ブラウザフィンガープリントとは

みなさんがホームページを見たとき、そのホームページがわは、サイトを開いたコンピュータの情報じょうほうをある程度ていどることができます。

言葉ことばはなにを使っているのか、どのブラウザ使つかっているのか、画面がめんのサイズ、などいろいろです。

それぞれのデータひとつだけでは、サイトを開いたコンピュータを知ることはできませんが、こういったものをたくさんみ合わせることで、どのコンピュータでそのホームページを見たのか、ということが分かってきます。

そして、それぞれのデータをひとつの短いデータにまとめたものが、ブラウザフィンガープリントです。
この、ブラウザフィンガープリントによって、あぁ多分たぶんこの前のコンピュータだな、ということが分かります。

まとめ

フィンガープリントは、指紋しもんのことです。
IT分野ぶんやでは、データやコンピュータが同じものかどうかを判断はんだんするのに使われます。

電子でんしメールなどのデータとみ合わせて、送信側そうしんがわ受信側じゅしんがわで同じものかどうか(こっそりえられていないか)をチェックしたり、ブラウザやコンピュータの情報じょうほうて、同じコンピュータからのアクセスだな、ということを調しらべたりするのに使われます。

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