多次元配列は、配列の中に配列があって、またその中に配列があったりする、配列のことです。
多次元配列とは
まず、配列というのは、いくつものことを覚えておいてくれる、変数のことです。
例えば、5面まであるゲームの得点すべてを、pointという配列に覚えておいてもらう、といったことができます。
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使うプログラミング言語によっても違うかもしれませんが、多くの場合、こんなふうにすると、ふたつ以上のことを覚えておいてくれます。
point = [500, 360, 600, 220, 400]
多次元配列では、この配列に覚えておいてもらうもののひとつひとつに、さらに配列を覚えておいてもらうことができます。
例えば、第1ステージが5面あって、第2ステージも、第3ステージも5面ある、みたいなゲームの得点を、pointという配列に覚えておいてもらう、みたいなときに使うことができます。
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使うプログラミング言語によっても違うかもしれませんが、多くの場合、実際のプログラミングでは、こんなふうにします。
point = [
[500, 360, 600, 220, 400],
[340, 140, 400, 460, 600],
[120, 460, 360, 160, 460]
]
そして、この多次元配列が覚えてくれている値を使うには、このようにします。
point[0][0] #500と覚えてくれている
point[0][1] #360と覚えてくれている
point[0][2] #600と覚えてくれている
point[1][2] #400と覚えてくれている
point[2][4] #460と覚えてくれている
この場合は、配列の中に配列、というふうになるので、「2次元配列」と呼びます。
また、もっと層を深くして、3次元配列、4次元配列、というふうに覚えておいてもらうこともできます。
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まとめ
そして配列が覚えておいてくれるもののひとつひとつに、配列を覚えておいてもらうことができます。
これが2次元配列です。
さらに層を深くして、3次元配列、4次元配列、といったこともできます。
これらをまとめて、多次元配列、といいます。