プログラミングにおいての関数は、なにかの値を渡してあげると、決められたなにかをやって、値を返してくれるものです。
関数とは
関数は、いわゆるコーヒーメーカーのことです。(半分嘘です)
コーヒーメーカーは、「コーヒーの粉」と「水」を、上から入れてあげることで、下からコーヒーが出てきます。
また、「紅茶の葉」と「水」を入れてあげたらどうなるでしょうか。やったことはないのですが、もしかすると、紅茶が出てくるかもしれません。
このように、なにかを渡してあげると、なにかが戻ってくる、というプログラミングの機能を、「関数」といいます。
また、コーヒーの粉、水、紅茶の葉、といったものを、引数といいます。……いんすう、ではないです。
さらに出てきた、コーヒーや、紅茶が、戻り値です。
関数と合わせて、覚えてあげてください。
関数についての、もっと具体的な説明
では、もっと具体的な関数の使い方を見ていきましょう。
今回はJavaScriptを使って、長方形の面積を計算する関数を作ってみます。
長方形の面積は、横幅×縦幅で、出すことができます。
そんなわけで、横幅(width)と縦幅(height)を受け取って、それを掛け算し、その答えを返す関数にします。
//長方形の面積を計算する関数
function rectangleArea(width, height) {
var area = width*height;
return area;
}
これで、横幅(width)と縦幅(height)の、ふたつの値を渡してあげるだけで、長方形の面積が求められるようになりました。
では、実際にこの関数を使ってみましょう。
//横幅が9、縦幅が7の、長方形の面積を、アラートで表示する
alert(rectangleArea(9, 7));
上のように、関数rectangleArea()
に、横幅9
と、縦幅7
を渡してあげることで、その面積を計算した値が返ってきます。
それをalert()
を使って、アラートで表示しています。
実行すると、このようになります。
全体では、このようになります。
//長方形の面積を計算する関数
function rectangleArea(width, height) {
var area = width*height;
return area;
}
//横幅が9、縦幅が7の、長方形の面積を、アラートで表示する
alert(rectangleArea(9, 7));
まとめ
関数は、コーヒーメーカーのように、上からなにかを入れてあげると、下から別のなにかがでてくるものです。
例えば、長方形の面積を出す関数であれば、横幅×縦幅の計算をしてくれる関数を作っておくことで、いつでもどこでも長方形の面積をかんたんに出すことができるようになります。
もちろん、長方形の面積だけではありません。自分が行ないたいことの関数をひとつ作っておけば、いつだってその関数を使って、同じことを行なうことができるようになります。