WAN(Wide Area Network)は、インターネットとほぼ同じ意味で、よく使われます。
しかし、もうひとつ意味があり、大きな会社などの、専用のネットワークのことをいう場合もあります。
WANとは
WANにはふたつの意味があります。
ひとつは、みなさんもよく使っている、インターネットとだいたい同じ意味です。
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もうひとつは、大きな会社などが使っている、専用のネットワークのことです。
もっとくわしいWANの説明
まずインターネットは、世界中をつなぐ、いちばん大きなネットワークです。
そしてIT分野においてのネットワークは、コンピュータ同士のつながりのことです。
LANやWANも、ネットワークのうちのひとつです。
LANは、お家の中、お店の中、などの限られた範囲のネットワークのことをいうのに対して、WANは広い範囲のネットワークのことをいいます。
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さて、さきほどWANにはふたつの意味がある、と紹介しました。
ふたつの意味の違いは、WANの「広い範囲」というのが、どの範囲のことなのか、というところです。
まず多くは、LANの外側のネットワーク、という意味でWANが使われています。
お家の中やお店の中よりも外側のネットワーク、つまりインターネットみたいなもの、というふうです。
次に、パソコンにくわしい人は、もうひとつの意味で使っていることがあるかもしれません。
それは、「東京」と「福岡」とか、「日本」と「アメリカ」とか、それぐらい離れた距離をつなぐネットワーク、という意味です。
たとえば、東京と福岡にビルを持っている大きな会社があったとします。
そして、その会社は、ビル同士をつなぐ専用のネットワークを持っていたとします。
このネットワークが、WANです。
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しかし、WANがこの意味で使われるのは、けっこう限られていると思います。
なぜなら、多くの人にとって、そんな大きな会社のネットワークの話をする機会は、少ないからです。
多くの場合、WANという言葉が出てきたら、おそらくLANの外側のネットワーク、つまりインターネットみたいなもののことを言っています。
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まとめ
WANにはふたつの意味があります。
「インターネットのようなもの」という意味と、「大きな会社のビル同士などをつなぐ、専用のネットワーク」という意味です。
多くの場合は「インターネットのようなもの」の意味で使われます。
パソコンにくわしい人は、「大きな会社のビル同士などをつなぐ、専用のネットワーク」の意味で使っているかもしれません。