Gitは、バージョン管理システムと呼ばれるもののひとつです。
いま作っているものにどういった変更があったのか、といったことを管理することができます。
Gitとは
たとえば、図工の時間に、粘土でネコの置物を作っているとします。
そこそこ良くできたなぁ、とは思うのですが、もうちょっと可愛く作れないかなぁと考えました。
そうだ、いいこと思いついちゃった!
絶対に可愛くなると思い、羽をつけてみました。
しかし思いました。うーん、なんか違う気がする……と。
そんなとき、羽をつける前のネコに戻したいのですが、羽はネコの胴体からちょっとずつ集めて作ったので、完全に元の状態に戻すことはできません。
そんなとき、かんたんに元に戻せるようになるツールが、Gitです。
粘土のようなアナログなものは残念ながらできないのですが、デジタルのものであれば、Gitを使うことで、かんたんにバージョン管理ができるようになるんです。
Gitについての、もっと具体的な説明
では、Gitとはなんなのかを、もっと具体的に見ていきましょう。
Gitは主に、プログラミングやWeb開発で使われます。
プログラミングをしていると、どこを間違えたのか、さっきはうまく動いてたのに動かなくなっちゃった、ということがよくあります。
しかし、どこをどう変更したのか忘れてしまって、戻すにも戻せない、ということになったりもします。
そんなとき、Gitで管理していれば、さっき動いていたところまでかんたんに戻って、そこからまたはじめることができるようになります。
まるで、タイプスリップみたいです。
それだけではありません。なんとGitでは、作業を枝分かれして行なうこともできるようになります。
つまり、いくつもの作業をそれぞれ別々に行なって、あとからすべてを組み合わせる、という機能もあるんです。
この機能は、ひとりで開発しているときにも便利なのですが、何人もで作業しているときにも、とってもありがたい機能です。
それぞれの人がそれぞれの作業をして、あとから組み合わせる、ということがかんたんにできるようになるのです。
まとめ
Gitはバージョン管理システムと呼ばれるもののひとつで、いま作っているものにどんな変更があったのかを管理できるツールです。
Gitを使うことで、失敗したときはすぐに戻せる、という安心感のまま作業ができるようになります。
さらに、作業を枝分かれして行なうこともでき、何人もで開発しているときにも、とても便利なツールです。