MacBook Airの液晶が割れ、しばらく使うことができなかった、@It_is_Rです。
実はMacBook Airの液晶はかなり割れやすく、手で少し曲げただけで簡単に割れてしまうほどの素材なんです。
そんな液晶に衝撃が加わると、簡単に割れてしまいます。
ネットで調べて見ると、液晶が割れてしまった人は多くいることが分かります。
そこで、今回はMacbBook Airの液晶を修理してみました。
※今回修理したMacBookは、MacBook Air 13-inch Mid 2012(A1466)です。
液晶の割れたMacは、白く光るだけ
こちらが液晶の割れたMacです。
白く、儚く、光を放つMacBook Air。
もう永遠に輝きを見せることは無いだろうと思われたーー
しかし、私は幼い頃から物作りに目がなかったジャパニーズ。
そのMacが、なんとーー
キラーン☆
無事、息を吹き返しました。
これでゲーム開発も進めることができる!!
事前準備
用意したものは、こちらです。
- ドライバー
- エアダスター
- 手袋
- 両面テープ(ナイスタック 強力タイプ)
- ピンセット
- カッターナイフ
- ペインティングナイフ
画像にはありませんが、ドライヤーも用意しておくといいでしょう。
もちろん、新しい液晶パネルは必要ですよ。
ベゼルを取り外す
まずは液晶を取り外します。
ディスプレイの周りをドライヤーで温めます。
ドライヤーで温めながら、ペインティングナイフで、ベゼルと液晶の間に貼られた両面テープを剥がしていきます。
なるべく奥まで差し込みますが、差し込みすぎるとベゼル周囲のラバーベゼルを傷つけてしまうので注意です。
ここでひねるなどの余分な力を加えると、ベゼルが曲がってしまいます。注意しながら切る様に剥がしていきます。
……が、カメラの部分だけは、レンズを傷つけない様に少し持ち上げます。
外れました。
液晶パネルに繋がった基盤のケーブルを抜く
液晶パネルの基盤に繋がったケーブルを抜きます。
基盤はディスプレイ本体に固定されていますので、ネジを取って基盤を外します。
同時に、液晶に貼られた金属フレームのネジも外します。
このままでは外せませんので、黄色のフラットケーブルと、黒いテープも破ってしまいましょう。
ちなみに、ディスプレイの上部が強力な磁石になっているので、そこにくっつけておくとネジを無くさずににすみます。
基盤の裏側に、液晶ケーブルとバックライトケーブルが繋がっているので取り外します。
どちらもロックされているので外すのを忘れないように。
液晶を取り外す
液晶は両面テープで頑丈に固定されているので、ドライヤーで温めながら慎重にはがします。
パネルが割れて破片が落ちてしまうと、取り除くのに厄介になりますので、ゆっくりと時間をかけてはがします。
絶対に力を入れてはいけません。
液晶が外れました。
液晶に取り付けられている金属フレームも両面テープでとめられているので、ドライヤーで温めながらペインティングナイフではがします。
大きな破片はピンセットで、細かいゴミはエアダスターで綺麗に掃除します。
残った両面テープは、LCDバックライトフィルムに触れない様に注意しながら剥がします。フィルムは触らないようにしましょう。
指紋やゴミが残ると、電源を入れたときにゴミや指紋が浮かび上がってしまう場合があります。
また、液晶から外した金属フレームに、あらかじめ両面テープを貼っておきます。
そして、金属フレームをディスプレイ本体に取り付けておきます。
更に、液晶を貼る部分に、両面テープを貼ります。
細いタイプの強力な両面テープがあればいいと思うのですが、私はナイスタックを細く切って使いました。
新しい液晶を取り付ける
では、ついに新しい液晶を取り付けます。
液晶ケーブルと、バックライトケーブルを、基盤に接続します。
ここはかなり細かい作業になるので、かなりの神経を使います。ここが一番の難関です。
バックライトケーブルは、向きを間違えないように注意して取り付けましょう。
基盤とディスプレイ本体をネジで固定します。
ここで、ちゃんと映るか、液晶パネルの破片などのゴミが落ちていないかなどを確認しましょう。
疲れたのでタバコでも吸って一息ついてから取り掛かりましょう。
液晶の保護シートとディスプレイの両面テープを剥がし、液晶パネルを実際に取り付けます。
ここで失敗すると、画面が斜めになってしまうので注意です。
あとは両面テープで、ベゼルを取り付ければ完成です。