イラストを描く時、途中でめんどくなる@It_is_Rです。
そんなIt is Rが、僭越ながら今回はイラスト描き方を発表させていただきたく思います。
イラストの描き方は百人いれば百通りの描き方があると思うので、描き方は自分の描き方が一番正しいと信じることは大切だと思います。
でも、ほかの人がどう描いているのかってのは気になるところです。
そんな訳で、今回はRが普段どうやって描いているのかを参考にしていただければありがたいと思い、この記事を書いてみました。
今回のイラストの完成はこんな感じになります。
お気づきでしょうか?Rが今開発中の横スクロールシューティングゲームのキャラクターです。
そうです。ゲームのタイトル画像にしようと思って描いているものです。
開発中のゲームのキャラクターというのがこちらです。
だいぶ雰囲気が変わりましたね。
キャラクターを考える。
まず、キャラクターを作っていきます。どのようなポーズにしたいのか、どのような服装にするのかなど、キャラクターを練っていきます。
ポーズを考える。
まずは大まかにポーズを考えていきます。
何度も描き直しながら考えた末、このポーズに決めました。ガンアクションなので、銃は持たせます。
銃を持たせるならば、2丁拳銃がカッコイイかなと思い、このようになりました。
キャラクターに色をつけていく。
では、キャラクターに色をつけていきましょう。とりあえず、陰になりそうな部分のみ塗ってみました。
どうせ後で全体を塗ってしまうので、光の部分を残す必要は無いのですが、この方が見やすいので、このやり方でやっています。
髪型を考える。
髪型も大まかに考えてしまいましょう。
今回は元のドット絵があるので、だいたいこんな感じかなーと描いてしまいました。
服装を考える。
次は服装を考えていきます。ファンタジーなので、露出度を高くしてみました。
ファンタジーって、妙に服がごちゃごちゃしてたり、極端に露出度が高かったりするじゃないですか。ごちゃごちゃしてる服はデザインがめんどくさいなと、単にそんな理由です。
この時は、赤い靴を履いていたというイメージしか無く、ドット絵を確認することもなく、ブーツを描いていませんでした。なんてこった。
まぁ、これでだいたいのイメージは完成しました。
キャラクターを綺麗に描く。
キャラクターのデザインが大まかには完成したので、次はこのぐちゃぐちゃと描いただけのキャラクターを綺麗にしていきます。
輪郭をはっきりさせる。
では、このキャラクターのはみ出た部分や色が塗れていない部分を修正していきます。
輪郭がでこぼこしているので、消しゴムで綺麗に整え、色がスムーズになるように塗っていきます。ソフトによって違いますが、この時は周りがぼやけたようなブラシを少しだけ大きめにして塗ると綺麗になります。
顔とタトゥーを描く。
表情がないとやっぱり迫力がでないので、ここで顔を入れることにしました。でもどちらにしろ無表情です。暗殺者は無表情なのです。
ついでに、露出度が高すぎる気がしてきたので、ここであえてタトゥーを入れて、露出度が高い理由を付けることにしました。もちろん後付けです。
背景の色を変え、キャラを塗り直す。
さて、先ほど色が塗り終わった訳ですが、背景の色を変えるととんでもないことに気がつくと思います。
実は背景の色を変えてみないと、塗り残しがないかなんて分からないのです。しかし、ここまで塗り残しが多いとは思わなかった。。。
もう一度しっかりと塗り直します。
ブーツを履かせる。
ここでRは気付いてしまいました。ドット絵では足に白い何かを履かせていました。完全に忘れていました。
そこで、シルバーのブーツの様なものを履かせてみたいと思います。ついでにタトゥーが寂しかったので、蝶を付け足しました。
ちょっとずつデザインしていきます。ゴールドで模様を描く感じです。
目を描く。
髪の陰影をハッキリさせる
髪の毛がなんかハッキリしなくてかっこわるい気がしたので、髪の毛を直すことにしました。
とにかく髪の毛を描くイメージで影をつけていきます。
さらに、全体的に陰影をハッキリさせる。
背景とキャラを同化させる。
背景と同化してしまっているというのが良いのかどうか分かりませんが、絵全体を暗くし、キャラクターのみに光を当てる感じで、キャラを背景に同化させることができます。
マスクを使う
まず、一番上にレイヤーを重ね、背景と同じ色など、適当な色で塗りつぶします。
イラストは消してませんよ。
そのレイヤーにマスクを作成します。
さらに、キャラの顔がありそうな部分を黒いブラシでこすると、このようにキャラが背景から浮き出すような効果を得ることができます。
さらに、これではキャラクターが目立たなくなってしまうので、明るくして強調します。
マスクは、白く塗った部分がマスクされ、黒に近づくにつれて鮮明に見えるようになるので、それを利用して、明るい部分を黒く、そして、暗い部分を灰色や白で塗っていきます。