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Vim

Vim《ヴィム》は、オランダのプログラマー、ブラム・ムールナーさんによって開発《かいはつ》された、シンプルで高機能《こうきのう》なテキストエディタです。

vi《ヴィーアイ》というテキストエディタから派生《はせい》したものですが、viよりも多《おお》くの機能《きのう》があり、今ではEmacs《イーマックス》と並《なら》んで、プログラマーの方などの間《あいだ》でとても人気《にんき》です。

目次
  1. Vimの特徴
  2. Vimのカスタマイズについて
  3. Vimを使うメリット、デメリット
  4. まとめ

Vimの特徴

Vim《ヴィム》の一番《いちばん》の特徴《とくちょう》は、やはりキーボードのみでの操作《そうさ》を前提《ぜんてい》としているところでしょう。

もちろん、設定《せってい》を変《か》えればマウスを使《つか》うこともできるのですが、手《て》をマウスに持《も》っていくよりも、カーソルの移動《いどう》から文字《もじ》の選択《せんたく》、コピー&ペースト、ファイルを閉《と》じたり開《ひら》いたりなど、すべてキーボードで行《おこ》なってしまったほうが、効率《こうりつ》が良かったりもします。

さらに、キーボードのみ、といっても、カーソルを移動させるときに、方向《ほうこう》キーは使いません。
いや、方向キーも使えるのですが、h、j、k、lを使ってカーソルを移動させることを、Vimでは強《つよ》くお勧《すす》めしているのです。
これは、右手を方向キーへと移動させることなく、文字を入力する位置《いち》のままにカーソルを移動することができるのです。

そんなことしたら、その文字が入力されちゃうじゃないか、と思われるかもしれませんが、Vimにはモードという概念《がいねん》があり、このモードを切《き》り替《か》えることで、キーボードのみでのいろいろな操作ができるようになるのです。

このように、一般的《いっぱんてき》なテキストエディタと比べて、Vimは特別《とくべつ》な使《つか》い方をします。
そのため、Vimが使えるようになるには慣《な》れが必要《ひつよう》になります。しかし、この使い方に慣れることで、プログラミングなどの作業効率《さぎょうこうりつ》アップに繋《つな》がります。

Vimのカスタマイズについて

Vim《ヴィム》の初期状態《しょきじょうたい》は、文字《もじ》に色もつかず、行末《ぎょうまつ》でカーソルを右に移動《いどう》しても次《つぎ》の行《ぎょう》へ進《すす》んでもくれなかったり、文字を消《け》そうとしてもうまく消えてくれなかったりと、とても使《つか》い心地《ごこち》がいいとはいえないです。

あまりにも使い方が特別《とくべつ》すぎて、はじめて使う人は、なにがなんだか分からない、といった印象《いんしょう》を持《も》つと思います。

しかしそれは、まだVimの設定《せってい》ができていないために、便利《べんり》に使うことができていないだけなのかもしれません。
Vimは、デザインや操作方法《そうさほうほう》などを設定ファイルに書いていくことで、どんどん使いやすく変わっていくのです。

逆《ぎゃく》にこれは、自分自身《じぶんじしん》で使いやすいようにカスタマイズしていける、ということでもあります。

Vimでは、基本的に.vimrcというファイルに設定を書いていきます。
ここに書いた設定は、Vimを起動《きどう》したときに読《よ》み込《こ》まれて反映《はんえい》されます。

Vimが好きな人は、自分専用《じぶんせんよう》の設定ファイルを持《も》っていて、Vimを使いながら、自分が使いやすいように設定ファイルを作っていくのです。

また、多くの方がとても便利《べんり》なプラグインをGitHub《ギットハブ》などで公開《こうかい》してくれています。
これらを自分のVimに組《く》み込《こ》むことでも、カスタマイズすることができます。

Vimを使うメリット、デメリット

まず、Vim《ヴィム》を使うメリットです。

  • コマンドプロンプトやターミナル上で動かすことができる
  • 起動《きどう》が速《はや》い
  • キーボードのみで素早《すばや》い操作《そうさ》ができ、プログラミングなどの作業効率《さぎょうこうりつ》があがる
  • 自分だけの設定《せってい》ファイルを作れるので、自分好みのテキストエディタに仕上《しあ》げていくことができる

しかし、やはりデメリットもあります。

  • 操作方法《そうさほうほう》が特別《とくべつ》なので、覚《おぼ》えるまでに時間《じかん》がかかる
  • 設定ファイルを作っていないと(デフォルトのままだと)、とても使いにくい
  • Vimに慣《な》れてきたころには、自分専用《じぶんせんよう》の設定ファイルができているので、気持《きも》ち的《てき》にVimから離《はな》れられなくなる
  • 設定ファイルの記述《きじゅつ》にミスがあると、思い通りに動かなかったりする
  • カスタマイズに時間《じかん》がかかり、しかもそれが意外《いがい》と楽《たの》しいので、本来《ほんらい》の目的《もくてき》のプログラミングができなくなったりもする

まとめ

Vim《ヴィム》はシンプルで高機能《こうきのう》なテキストエディタです。

一般的《いっぱんてき》なテキストエディタとは使《つか》い方《かた》がまったく違《ちが》い、はじめて使う人は、必《かなら》ず戸惑《とまど》うことでしょう。
しかし、Vimを使いこなすことができれば、作業効率《さぎょうこうりつ》アップに繋《つな》がります。

また、好きなようにカスタマイズしていくことができるので、自分だけのVimを作り上げていくことが、Vimを使う楽しみのひとつだったりします。

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