アップデートとアップグレードは、とてもよくにた言葉ですが、このふたつの違いはなんなのでしょうか。
今回は、アップデートとアップグレードの違いについて、見ていきましょう。
アップデートとアップグレードの例え
例えば、宿題の作文がやっと完成したとします。
そして一息入れたあと、もう一度その作文を見直したのですが……なんとなく納得できませんでした。
もっといいものにしたい。そう思ったら、ふたつの方法が考えられます。
まずひとつは、「納得できない部分を、消しゴムで消して書き直す」です。
これは「アップデート」に当たります。
もうひとつは、「新しい原稿用紙を用意して、書き直す」です。
これは「アップグレード」に当たります。
アップデートとアップグレードの違いをくわしく説明
アップデートとアップグレードの違いは、「アップデートよりも、アップグレードの方が大きな変更」といえると思います。
でもそこで、どこまでがアップデートでどこからがアップグレードなのか、という疑問が出てきてしまいます。
そしてこれは、人によっても考えが変わってくる、むずかしい話です。
そこで、私の感覚になってしまいますが、アップデートかアップグレードかを判断する、基準を紹介します。
- バージョンの数字で変わったのが、小数部分ならアップデート、整数部分ならアップグレード
- どうやって操作すればいいか分からなくなるほど、見た目が変わったらアップグレード
- ソフトウェアでなく、ハードウェアの話だったらアップグレード(メモリの容量を増やした、CPUをもっといいものに交換した、など)
例えば、アプリのバージョンを3.1から3.2にしたのならアップデートですが、3.1から4.0にしたのならアップグレードといえます。
アップデートでは、なにかしらの機能が追加されたとしても、基本的にそのアプリのままです。
操作が分からなくなってしまう、といったこともないでしょう。
しかしアップグレードは、使い方が分からなくなってしまうほど、見た目が変わってしまっていたりします。
まとめ
アップデートとアップグレードはとてもよく似た言葉ですが、アップグレードの方が、より大きな変更になります。
アップデートによって操作のやり方が分からなくなることはないと思いますが、アップグレードでは見た目も大きく変わってしまったりするので、使い方が分からなくなることもよくあります。
アップデートしたアプリとする前のアプリはだいたい同じものですが、アップグレードしたものは別物と考えた方が分かりやすいと思います。