プログラミングにおいての配列は、さまざまなことを覚えておいてくれる役割をしてくれるものです。
配列は変数のなかまなのですが、ふつうの変数はひとつしか覚えておいてくれないのにたいして、配列はいくつものことを覚えておいてくれます。
配列とは
まず変数は、数値や文字列といったものに名前をつけて、それを覚えておいてもらうものです。
例えば、ゲームの得点の変数「point」に、「140」という数値を覚えておいてもらうには、プログラミング言語によっても違いますが、だいたい次のようにします。
point = 140
ひとつの変数は、ひとつの値しか覚えておいてくれません。
では、配列について見ていきましょう。
配列は、いくつもの値を覚えておいてくれます。
例えば、ゲームが5面まであったとしましょう。5つの面の得点(point)を変数に覚えておいてもらおうと思ったら、5つの変数が必要になります。
しかし、配列を使えば、たったひとつの配列で、5面すべての得点を覚えておいてもらうことができます。
実際のプログラミングでは、プログラミング言語によっても違いますが、だいたい次のようにします。
point = [500, 360, 600, 220, 400]
配列が覚えておいてくれている値を使うには、0から数えて何番目の数字か、というのを後ろにつけてあげます。
point[0] #500と覚えてくれている
point[1] #360と覚えてくれている
point[2] #600と覚えてくれている
point[3] #220と覚えてくれている
point[4] #400と覚えてくれている
もちろん、数値だけではなく、文字列なども、覚えておいてもらうことができます。
さらに、配列の中に配列を作ってしまう、多次元配列などもあります。
ちょっと奥が深いのですが、まずは、配列はいくつものことを覚えておいてくれる変数なんだな、というふうに思ってください。
まとめ
配列は変数のなかまで、さまざまなことを覚えておいてくれるものです。
ふつうの変数はひとつのことだけを覚えていてくれるのに対し、配列はいくつものことを覚えておいてくれます。