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【Mac】ターミナルの基本的なコマンド一覧と使い方

Macを使用する上で、絶対に覚えておきたい、ターミナルの基本コマンドの一覧と使い方です。

目次
  1. 今回の記事で扱うコマンドの一覧
  2. mkdir ディレクトリの作成
  3. cd ディレクトリ間の移動
  4. rmdir ディレクトリの削除
  5. pwd カレントディレクトリの表示
  6. ls ファイルやディレクトリを一覧表示
  7. touch ファイルの新規作成
  8. rm ファイルやディレクトリの削除
  9. cat ファイルの内容を、表示、連結
  10. cp ファイルやディレクトリのコピー
  11. mv ファイルやディレクトリの移動
  12. less ファイルの内容をターミナル全体を使って表示
  13. man コマンドのマニュアルを表示
  14. まとめ

今回の記事で扱うコマンドの一覧

まずは、今回の記事に登場するコマンドの一覧です。

mkdirディレクトリの作成
cdディレクトリ間の移動
rmdirディレクトリの削除
pwdカレントディレクトリの表示
lsファイルやディレクトリを一覧表示
touchファイルの新規作成
rmファイルやディレクトリの削除
catファイルの内容を、表示、連結
cpファイルやディレクトリのコピー
mvファイルやディレクトリの移動
lessファイルの内容をターミナル全体を使って表示
manコマンドのマニュアルを表示

mkdir ディレクトリの作成

mkdirディレクトリを生成するためのコマンドです。
例えば以下のように入力すると、folderというディレクトリが生成されます。

$ mkdir folder

cd ディレクトリ間の移動

cdは、ディレクトリ間を移動するためのコマンドです。
さきほど作った「folder」ディレクトリに移動するには、次のようにします。

$ cd folder

また、ひとつ上のディレクトリに移動するには、次のようにします。

$ cd ..

ひとつ上のディレクトリの、「folder2」ディレクトリに移動するのであれば、次のようになります。

$ cd ../folder2

rmdir ディレクトリの削除

rmdirディレクトリを削除する為のコマンドです。
たとえば、「folder」ディレクトリを削除するとしたら、次のようになります。

$ rmdir folder

また、上のコマンドでは、folderの中になにかデータがあった場合は、削除することができません。
そんなときは、後ほど紹介するrmコマンドを使いましょう。

$ rm -r folder

rmコマンド-rをつけることで、中身も含めたディレクトリを削除することができます。
なにもつけない場合はファイルを削除します。

pwd カレントディレクトリの表示

カレントディレクトリは、今いるディレクトリのことです。
pwdコマンドを使うことで、カレントディレクトリを表示させることができます。

$ pwd
/Users/ユーザ名/Desktop/terminal

上の例では、デスクトップにあるterminalディレクトリにいる、ということが分かります。

ls ファイルやディレクトリを一覧表示

lsは、カレントディレクトリのファイルやディレクトリを一覧表示します。

$ ls
folder  folder2 folder3

また、-aを後ろにつけることによって、隠しファイルも含めて表示させることができます。

$ ls -a
.         ..        .DS_Store .file     folder    folder2   folder3

さらに、-lを後ろにつけることで、ディレクトリ内にあるものの情報が詳しく表示されます。

$ ls -l
total 0
-rw-r--r--  1 r  staff   0 11 30 03:06 file
drwxr-xr-x  2 r  staff  64 11 30 02:39 folder
drwxr-xr-x  2 r  staff  64 11 30 03:02 folder2

このように、更新日やその時間、権限など、詳しい情報を得ることができます。

touch ファイルの新規作成

touchは、ファイルを作成するためのコマンドです。
では、text.txtというテキストファイルを作成してみましょう。

$ touch text.txt

ファイルが作られたかどうか、lsコマンドを使って確認します。

$ ls
text.txt

rm ファイルやディレクトリの削除

最後に、rmコマンドで、作ったファイルを削除します。
まず、text.txtファイルを削除してみます。

$ rm text.txt

複数ファイルを、まとめて削除することもできます。

$ rm text.txt text2.txt

また、ディレクトリを削除するには、-rを使います。

$ rm -r folder

cat ファイルの内容を、表示、連結

catはファイルの内容を表示したり、ファイルを連結するコマンドです。猫ではありません。
では、text.txtには、次のように書かれているとします。

こんにちは

また、text2.txtには、次のように書かれているとします。

こんばんは

では、catコマンドを使って、text.txtの内容を表示します。

$ cat text.txt
こんにちは

ふたつのファイルを連結することもできます。
catの後に2つのファイル名を書くと、ふたつの内容を連結して表示することができます。

$ cat text.txt text2.txt
こんにちは
こんばんは

また、この連結された内容を、別ファイルに書き出すこともできます。
今回はtext3.txtというファイル名で書き出してみます。

$ cat text.txt text2.txt>text3.txt
$ cat text3.txt
こんにちは
こんばんは

cp ファイルやディレクトリのコピー

cpは、ファイルやディレクトリをコピーする為のコマンドです。
たとえば、text.txtを、text-backup.txtという名前でコピーしてみます。

$ cp text.txt text-backup.txt
$ ls
text-backup.txt text.txt

また、ディレクトリをコピーしたい場合は、-rを使います。

$ cp -r folder folder2

mv ファイルやディレクトリの移動

mvはファイルを移動したり、名前を変更する為のコマンドです。
まずは、text.txtfolderディレクトリの中に移動させてる方法です。

$ mv text.txt folder

次に、text.txtファイルtext2.txtという名前に変更してみます。

$ mv text.txt text2.txt
$ ls
text2.txt

ディレクトリの場合も同様です。

less ファイルの内容をターミナル全体を使って表示

lesscatとほぼ同様にファイルの内容を表示するコマンドです。
catコマンドで内容を表示させるのとの違いとして、lessは内容が多い場合に適しています。

$ less text.txt

このように入力すると、text3.txtの内容が、ターミナル全体を使って表示されます。
戻る時はqを押します。

man コマンドのマニュアルを表示

manコマンドのマニュアルを表示させるコマンドです。ただ基本的には英語です。
では、cdコマンドのマニュアルを表示させてみます。

$ man cd

これでcdコマンドのマニュアルが表示されます。
戻る場合はqを押します。

まとめ

コマンドを使えばキーボードだけで様々なことができてしまうとこが分かると思います。
標準で入っているコマンドだけでも、これだけではありません。

パソコンやMacを使用する上で、コマンドを入力して動かす必要が殆どなくなった現在です。
しかし、これからコンピュータ関連の知識を身につけていきたい人は、いずれコマンドでの操作が必要になる機会に遭遇する可能性があります。

ぜひ、この記事も参考の一つにしていただければと思います。

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