IT分野においてのバックアップは、データが消えてしまったときや、失敗してしまったたときなどに備えて、同じものをもうひとつ作っておく(コピーしておく)ことです。
また、コピーしたそのデータ自体を、バックアップということもあります。
バックアップとは
例えば、パソコンを使って、小説を書いているとします。
それはもう感動的な恋愛小説で、完成間近です。
でももし、なにかでこの小説のデータが消えてしまったら大変です。
これまで頑張ってきたのに……
そんな思いはしたくないので、小説のデータをUSBメモリにコピーしておくことにしました。
こうしておくことで、万が一、パソコンが壊れてしまったときでも、コピーしたものが残っているので安心です。
これが、バックアップです。
もっとくわしいバックアップの説明
さきほどは、小説をUSBメモリに保存する、という例にしましたが、バックアップはこれに限りません。
スマホやパソコンの中には、なくしたくない大切なデータが、きっと保存されていると思います。
そういったものは、消えてしまわないうちに、早めのバックアップをとっておくと、気持ち的にも安心できます。
USBメモリや、外付けハードディスク、そしてクラウドなどに保存する方法もあります。
また、イラストを描いているときなどに、もうちょっと手を加えたいけど変になるといやだな、と思うことがあります。
そんなときは、いったんそこで保存して、そのイラストのコピーを作っておきます。
そうすれば、もし失敗して変になってしまっても、コピーしたところから、もういちどはじめることができます。
これもバックアップです。
ホームページを作って運営していたりすると、間違えてデータを上書きしてしまったり、万が一ですが、サーバーにハッキング(クラッキング)を仕掛けられて、データが壊されてしまうかもしれない、という不安もあったりします。
ですので、定期的にサーバーのデータを自分のパソコンなどにコピー、つまりバックアップしています。
バックアップをとったあとは、やはり安心感があります。
つまりバックアップは、データを守るだけでなく、心を守ることもできます。
まとめ
バックアップは、データが消えてしまったり、失敗してしまったときなどに備えて、あらかじめコピーを作っておくことです。
また、そのコピーしたデータ自体を、バックアップということもあります。
バックアップをしておくことで、万が一、消えてしまったり失敗してしまっても大丈夫、という安心感を持つことができます。
つまり、データが守られるほかに、自分の心を守ることもできる、ということです。