ハードディスク(ハードディスクドライブ、HD、HDD)は、いろんなデータを保存しておける機械です。
多くは、パソコンの中、テレビの中、などに入っていますが、外につけるタイプのものもあります。
また、よく似た役割をしてくれるものに、ソリッドステートドライブ(SSD)があります。
ハードディスク(ハードディスクドライブ、HD、HDD)とは
私たちは、毎日いろんなことを覚えながら、そしていろんなことを忘れながら、過ごしています。
大切なことを忘れないようにするには、ノートに書き込んでおくのがいいでしょう。
この、ノートが「ハードディスク」です。しかも、とっても分厚いノートです。
ハードディスクに書き込んでおいたものは、自分で消さない限り消えません。
ノートに書いておいたものが、消しゴムで消さない限り消えないのと同じです。
もっとくわしいハードディスクの説明
ハードディスクの多くは、パソコンやテレビといったものの中に入っています。
パソコンであれば、テキストや画像、動画、アプリなど、さまざまなデータを保存しておくのに使われます。
テレビであれば、録画したテレビ番組などを保存しておくのに使われます。
では、パソコンの中にあるハードディスクについて、考えてみましょう。
私たちが、大切なことをノートに書き込むように、パソコンはハードディスクに書き込みます。(SSDに書き込むものも多いですが、SSDの役割はハードディスクと同じです)
ハードディスクというノートには、画像や動画、音楽、アプリだって書き込めます。
ノートに、絵を描いたり、パラパラマンガを描いたり、楽譜や波形を書いたり、なにかをするときの方法を書いたりするイメージです。ただ、ハードディスクは、絵も、パラパラマンガも、楽譜や波形も、方法も、すべて0と1を使って記録しています。
ハードディスクに書かれているものは、自分で消したりしなければ、消えることはありません。
そしてパソコンは、そのハードディスクを見て、そこから必要なものを使います。
たとえば、なにかのアプリを起動したとき、パソコンはハードディスクからアプリを探して、そのアプリを画面上に表示して、使わせてくれます。
アプリというのは、パソコンなどのコンピュータにたいして、「あれをやって、これをやって」というお願いが、たくさん書かれたものです。
「文字を表示して」とか、「ボタンをクリックしたら音を出して」とか、そういったお願いがたくさん組み合わさって、ひとつのアプリになっています。
つまりアプリは、「なにかをするための方法をノートにくわしくまとめたもの」と考えると、アプリの本当の姿が見えてきます。
アプリを動かす、というは、パソコンがそのノートを見ながら「このときはこうするんだな」というふうに、動いてくれているわけです。ですので、パソコンでアプリを動かす、というよりも、アプリがパソコンを動かしている、という方が近いのかもしれません。
また、パソコンは、作業をするとき、毎回ハードディスクからデータを読み込んでいるわけではありません。
ハードディスクから目的のものを探すのは、ちょっと時間がかかります。
ですので、読み込んだものを、とりあえず一時的に覚えておいてくれるものがあります。
それが「メモリ」です。
このメモリのおかげで、パソコンがスムーズに動いてくれます。
いろんなことが書き込まれたノートから、目的のページをさがすのは大変ですよね。
苦労して目的のページが見つかっても、ノートを閉じてしまえばまた分からなくなってしまいます。
これではとても時間がかかってしまいますよね
そんなとき、このページをいまだけ、とりあえず記憶してしまおう、と考える人も多いと思います。
そして、まさにそれをしてくれるのが、メモリ、というイメージです。
合わせて覚えてください。
まとめ
ハードディスクは、いろんなデータを保存しておける機械です。
とっても分厚いノート、というふうに考えると、分かりやすいと思います。
ノートには、いろんなものを書き込むことができて、パソコンはそのノートを見ながら、アプリを使わせてくれたり、ノートに描かれた画像を表示してくれたり、音楽を再生してくれたりします。
また、そのノートのページを一時的に覚えておいてくれるのが、メモリです。