CUIは、「character user interface」を短くしたもので、文字だけで操作を行なうものです。
表示されるものも操作するのも、両方とも文字なので、コマンドなどを覚えていないと、扱うのがむずかしいです。
CUIとは
まず、多くの方がふだん使っているスマホやパソコンは、GUIで操作ができるようになっています。
GUIというのは、アイコンやボタンなどを、マウスでクリックしたり、指でタッチしたりして操作できるものです。
CUIでは、コマンドというものを使って、パソコンを操作します。
コマンドというのは、パソコンにたいしての「お願い」のことで、そのお願いを文字で行ないます。
例えば、いま自分がいるディレクトリ(フォルダ)にある、ファイルなどの一覧を表示するには、ls
というコマンドを使います。(使っているパソコンによっても違います)
もっとくわしいCUIの説明
CUIは、キーボードから文字(コマンド)を入力してパソコンを操作しますが、わざわざ文字だけで操作するのはなぜなのでしょうか。
私自身もよくCUIでの操作を行ないますが、慣れれば素早い操作ができるということ、そしてカスタマイズがしやすい、ということが理由で使っています。
まず、慣れれば素早い操作ができる、という点ですが、やはり文字のみでの操作では、表示がシンプルな分、動作がスムーズになります。
また、作業をするのにアプリの使い方を覚える必要がなく、コマンドさえ覚えていれば、そのコマンドを入力することで、いろんなことができます。
コマンドは、テキストファイルにメモしておけば、忘れてしまってもすぐに見ることができます。
しかし、これがGUIとなると、使い方をメモしておくのはとても大変になります。
次に、カスタマイズがしやすい、という点ですが、コマンドはひとつのファイルにまとめておいて、そのファイルのコマンドを一度に実行することができます。
これによって、いろんな操作をひとつずつ行なう必要がなくなります。
また、サーバーを遠隔操作したいときなどは、CUIでの操作が必要になります。
まとめ
CUIは、文字だけで操作をおこなうもののことをいいます。
多くの人は、ふだんGUIを使って、スマホやパソコンを操作しています。
しかし、パソコンにくわしい人にとっては、CUIでの操作がやりやすいこともあります。
また、サーバーの遠隔操作など、CUIでの操作が必要なときもあります。