1. HOME»
  2. AI»
  3. AI画像生成»
  4. 【Colab】basil mixを使って、すごく可愛いイラストを生成しよう!

【Colab】basil mixを使って、すごく可愛いイラストを生成しよう!

画像生成AIのモデルでは、basil mixを推しています。@It_is_Rです。
今回はGoogle Colab上で、basil mixを使えるようにする方法を紹介します。

目次
  1. basil mixについて
  2. ColabでStable Diffusion web UIとbasil mixを使う
  3. VAEの設定
  4. まとめ

basil mixについて

まず、basil mixは、以下のページで配布されています。

Hugging Face [nuigurumi/basil_mix](https://huggingface.co/nuigurumi/basil_mix

さらに、VAEとしてvae-ft-mse-840000(https://huggingface.co/stabilityai/sd-vae-ft-mse-original)を使うことを推奨しています。

VAEはなくても動くのですが、これを使わないと色褪せたようなイラストになります。

ColabでStable Diffusion web UIとbasil mixを使う

まず、あらかじめGoogleアカウントの取得やログインを済ませておいてください。

そしてGoogle Colab(https://colab.research.google.com/?hl=ja)移動しましょう。
すると次のようが画面が開くと思うので、「ノートブックを新規作成」をクリックします。

「編集」から「ノートブックの設定」を選択します。

「ハードウェア アクセラレータ」を「GPU」に変更し、「保存」をクリックします。

次のコードを貼り付けます。

!git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui
%cd /content/stable-diffusion-webui

!wget https://huggingface.co/nuigurumi/basil_mix/resolve/main/Basil_mix_fixed.safetensors -O /content/stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion/Basil_mix_fixed.safetensors
!wget https://huggingface.co/stabilityai/sd-vae-ft-mse-original/resolve/main/vae-ft-mse-840000-ema-pruned.safetensors -O /content/stable-diffusion-webui/models/VAE/vae-ft-mse-840000-ema-pruned.safetensors

!python launch.py --share --xformers --enable-insecure-extension-access

※追記(2023/02/11):上記のコードを実行しようとしたところ、エラーが表示されてしまうようになりました。
これは「fastapi」のバーションを「0.90.1」にダウングレードすることで解決するようです。

そこで、上記のコードを実行する前に、以下のコマンドを実行してください。

!pip install fastapi==0.90.1

※追記(2023/02/14):このコマンドを入力しなくても、エラーを出さずに実行できようになったことを確認しました。


下の画像のところをクリックして、実行します。

しばらく待つと、Running on public URL: xxxx.gradio.liveといったものが表示されるので、リンクをクリックしましょう。

すると次のようが画面が開きますので、Stable Diffusion checkpointがbasil mixのチェックポイントになっているかどうか確かめましょう。

VAEの設定

basil mixでは、VAEにvae-ft-mse-840000を使うことを推奨しています。

「Settings」を選択し、「Stable Diffusion」の「SD VAE」を「var-ft-mse-840000-ema-pruned.safetensors」に変更します。

そして最後に、「Apply settings」をクリックします。

これで、このように可愛いイラストを生成することができます。

(画像はSettingでClick skipを2に設定しています。この方が可愛いイラストが出やすい気がします)

まとめ

今回はColabでStable Diffusion web UIを動かし、モデルにbasil mixを使う方法を紹介しました。

basil mixは、とても可愛らしいイラストを生成することができ、私もとても気に入っているモデルのひとつです。

ぜひ、お試しください。

15件のコメント 「【Colab】basil mixを使って、すごく可愛いイラストを生成しよう!」

  1. 生成した画像の保存先について質問したものです。
    自己解決しました。
    google colaboの方からファイルを開けますね。
    大変失礼いたしました。まずcolaboについて勉強します。

    1. >Kさん
      コメントありがとうございます。

      生成した画像ですが、確かにColabの画面からも開くことができます。
      また、「Stable Diffusion web UI」で画像を生成したとき、その画像の下にも、「Save」というボタンがあるので、そこをクリックすれば、画像をローカルに保存することもできます。

      ローカルに保存しておかなかった画像は、Colabから切断すると消えてしまうのでご注意ください。

      なにはともあれ、ぶじ解決できたようでよかったです。

  2. 記事に記載通り操作したところ、画像が作成できました!
    感動しました。ありがとうございます。
    生成した画像はどちらに保存されるのでしょうか。
    open images output directryのフォルダアイコンの先に通常保存されるのかと思いましたが、こちらのアイコンをクリックすると、
    google Colaboratoryにて以下のエラーが出ます。
    Error: no “view” mailcap rules found for type “inode/directory”
    /usr/bin/xdg-open: 869: www-browser: not found
    /usr/bin/xdg-open: 869: links2: not found
    /usr/bin/xdg-open: 869: elinks: not found
    /usr/bin/xdg-open: 869: links: not found
    /usr/bin/xdg-open: 869: lynx: not found
    /usr/bin/xdg-open: 869: w3m: not found
    xdg-open: no method available for opening ‘outputs/txt2img-images’

  3. お世話になっています!
    初期設定大変参考になりました。
    ありがとうございます‍♂️

    質問なのですが、現在macで画像生成しているのですが、colabの無料制限が来てしまいました。
    この場合、有料プラン買うのが無難ですかね…
    またその場合、proだとどれぐらい画像生成できるか分かればご教授いただきたいです。

    長くなってしまいましたが、お手隙の際にご回答いただけると幸いです‍♂️

    1. >maruさん
      こんにちは。コメントありがとうございます。
      本格的に画像生成を行いたいのでしたら、やはり有料プランを検討した方が無難だと思います。

      Colab Proに申し込むと、月に100コンピューティング ユニットほどもらえます。
      そして、GoogleのVMに接続している間、コンピューティング ユニットが少しずつ引かれていきます。

      これはVMに接続している間ずっと引かれてしまうので、繋いでいる間は、とにかく画像を生成しまくることになります。
      なので、コンピューティング ユニットが尽きるまでは画像を生成できます。そして、あとからコンピューティング ユニットを追加で購入することもできます。

      どのくらい画像生成ができるのかはなんとも言えないのですが、Proでコンピューティング ユニットが残っているときに、制限されて動かせなくなった、ということは今までないです。

      私はサイト運営での記事執筆がありますので、記事を書きながら画像生成を行うことも多いです。
      節約はしているのですが、つい記事の文章を書いているときにまでVMに接続していて、画像を生成していないのにコンピューティング ユニットが減ってしまう、ということもあります。

      そういう使い方の場合ですと、1ヶ月に100コンピューティング ユニットでは足りないくらいです。
      かといって、500は使わないかなと思ったので、Pay As You Goで100コンピューティング ユニットを追加しました。それで1ヶ月ぎりぎり足りたか足りなかったか、といったところです。

      私のこんな話が参考になればいいのですが……

  4. どうも、日本人です。
    大変参考になりました。ありがとうございました(^^)/

    1. >となりのルフィさん
      地球人です。
      コメントありがとうございます。

      これからも、よりよい記事が書けるよう精進してまいります。

  5. 【Colab】basil mixを使って、すごく可愛いイラストを生成しよう!
    の手順通りに記事中のコードを張り付けて実行したのですが、
    大変うまくいき、画像生成を楽しんでおります。感謝です!

    …のですが、
    さっき、いつも通り、出てきたgradio.liveのリンクをクリックしたところ、
    No interface is running right nowの画面が出てくるばかりです…

    少なくとも2/10(金)の朝方時点まではうまくいってたのですが、
    11日になって急にできなくなりました。
    わたしだけできなくなったのか、みんなできなくなってるのか??
    う~ん、なにがいけないんでしょうかねえ…

    1. >panicameさん
      コメントありがとうございます。
      私の記事がお役に立てていたようで、とても嬉しいです。

      さきほど、私の環境でも動かなくなっていることを確認しました。
      調べてみたのですが、fastapiのバーションを0.90.1にダウングレードすると動く、という情報を見つけました。
      https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui/issues/7714

      そこで、この記事で使ったコードの一番最初に、fastapiの0.90.1をインストールするコマンドを追加することで、私の環境では動かすことができました。
      コードは以下のようになります。

      !pip install fastapi==0.90.1
      !git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui
      %cd /content/stable-diffusion-webui
      
      !wget https://huggingface.co/nuigurumi/basil_mix/resolve/main/Basil_mix_fixed.safetensors -O /content/stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion/Basil_mix_fixed.safetensors
      !wget https://huggingface.co/stabilityai/sd-vae-ft-mse-original/resolve/main/vae-ft-mse-840000-ema-pruned.safetensors -O /content/stable-diffusion-webui/models/VAE/vae-ft-mse-840000-ema-pruned.safetensors
      
      !python launch.py --share --xformers --enable-insecure-extension-access

      うまく動くことを願っています。

  6. こんにちは、私はインドネシアから来ました。 あなたのチュートリアルはとても良いです。 私はそれを実装しましたが、動作します。 今回は上記の Colab のスクリプトに LoRA を追加する方法についてお聞きしたいのですが? 私の質問に喜んで答えてくれることを願っています。 ありがとう。

    1. >Elenaさん
      こんにちは。コメントありがとうございます。
      海外の方からも見ていただけているなんて、とても嬉しいです。

      私も、Stable Diffusion web UI上でLoRAを試してみました。

      LoRAでのファイルは「models/Lora」ディレクトリに配置するのですが、初期状態ではそのディレクトリが作られていないようなので、あらかじめmkdirでそのディレクトリを作成してから、wgetでデータをダウンロードするのがいいみたいです。

      %mkdir -p /content/stable-diffusion-webui/models/Lora/
      !wget https://LoRAのファイルのリンク -O /content/stable-diffusion-webui/models/Lora/LoRAのファイル名.safetensors

      例えば、CIVITAIで配布されている「Dark Magician Girl LoRA」を使いたい場合は、次のようになります。
      9行目をお好みのものに変更して使ってください。

      !pip install fastapi==0.90.1
      !git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui
      %cd /content/stable-diffusion-webui
      
      !wget https://huggingface.co/nuigurumi/basil_mix/resolve/main/Basil_mix_fixed.safetensors -O /content/stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion/Basil_mix_fixed.safetensors
      !wget https://huggingface.co/stabilityai/sd-vae-ft-mse-original/resolve/main/vae-ft-mse-840000-ema-pruned.safetensors -O /content/stable-diffusion-webui/models/VAE/vae-ft-mse-840000-ema-pruned.safetensors
      
      %mkdir -p /content/stable-diffusion-webui/models/Lora/
      !wget https://civitai.com/api/download/models/7287 -O /content/stable-diffusion-webui/models/Lora/DarkMagicianGirlLoRA.safetensors
      
      !python launch.py --share --xformers --enable-insecure-extension-access

      これで、上の例であればDarkMagicianGirlLoRAを、Stable Diffusion web UIで読み込むことができるはずです。

      1. ありがとう! ご指示通りに動作しました。

        これからもこのサイトにお世話になります。 ところで、私はあなたのウェブサイトから多くのことを学びました。 アート AI に興味があるほか、現在 3D ブレンダーなどを学んでいます。 そして、私があなたのサイトでたくさん見つけた学習のすべてのニーズ。 私はとても幸せです。 ここで勉強を続けます。 もう一度、ありがとう。

        1. >Elenaさん
          嬉しいお言葉、ありがとうございます。とても励みになります。
          私自身、もっと努力して、よりよい記事を書いていけるようになりたいと思っています。

          またよろしくお願いします。

コメントを残す(コメントは承認後に反映されます)

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です




オリジナルゲーム.com