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JapaneseDollLikenessの使い方。日本美人のイラストを生成しよう!

JapaneseDollLikenessを使って、日本人らしい女性のイラストを生成する方法を紹介します。
今回は「Stable Diffusion web UI」を使っていきます。

(2023/02/28追記)この記事で紹介しているChilloutMixは、現在非公開となっています。
(2023/03/01追記)さらにJapanese Doll Likenessが、非公開となってしまいました。
(2023/03/01追記)ChilloutMixが、Civitaiによって再び公開されました。
(2023/04/07追記)Japanese Doll Likenessが再び公開され、v1.5にアップデートもされていました。そこで、この記事の内容も更新しました。

目次
  1. JapaneseDollLikenessについて
  2. ChilloutMixとJapaneseDollLikenessを使う準備
  3. JapaneseDollLikenessの使い方
  4. かわいいイラストを生成するための設定
  5. ChilloutMix + JapaneseDollLikenessで生成したイラスト
  6. まとめ

JapaneseDollLikenessについて

JapaneseDollLikenessは、日本人女性の実写風なイラストを生成するのを得意とするLoRAです。
そしてChilloutMixととても相性がいいようです。

下の画像は、ChilloutMixと、LoRAにJapaneseDollLikeness (v1.0)を使って、生成したイラストです。

JapaneseDollLikenessは、しばらくCIVITAIから削除されてしまっていたのですが、再び公開されました。
制作者本人のアカウントからアップロードされているようです。
今はv1.5になっています。

CIVITAI[JapaneseDollLikeness (v1.5)]:https://civitai.com/models/28811/japanesedolllikeness-v15

また、ChiloutMixは、次のページで公開されています。

CIVITAI[ChilloutMix]:https://civitai.com/models/6424/chilloutmix

今回は、ChilloutMixとJapaneseDollLikenessを使って、かわいい日本美女のイラストを生成する方法を紹介していきます。

ChilloutMixとJapaneseDollLikenessを使う準備

ChilloutMixとJapaneseDollLikenessを、Google Colabでインストール使う方法と、ローカルで使えるようにする方法を紹介します。

どちらも「AUTOMATIC1111/Stable Diffusion web UI(https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui)」を使っていきます。

Google Colabを使う方法

Google ColabにChilloutMixとJapaneseDollLikenessのインストール方法です。

まず、Google Colabを使う方法です。

Colabでハードウェア アクセラレータをGPUに設定したあと、次のコードを貼り付けて実行しましょう。

!git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui
%cd /content/stable-diffusion-webui

!wget https://civitai.com/api/download/models/11745 -O /content/stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion/chilloutmix_NiPrunedFp32Fix.safetensors
%mkdir -p /content/stable-diffusion-webui/models/Lora/
!wget https://civitai.com/api/download/models/34562 -O /content/stable-diffusion-webui/models/Lora/japanesedolllikenessV1_v15.safetensors

!python launch.py --share --xformers --enable-insecure-extension-access

(※2023/06/26 コードを更新しました)

しばらく待って、Running on public URL:xxxと表示されたら、そのリンクをクリックします。

もし、Colabで「Stable Diffusion web UI」を使う方法がよく分からない場合は、次の記事を参考にしてください。

ローカルで使う方法

もし、ローカルで画像生成を行うのであれば、次のサイトから、使いたいファイルをダウンロードします。

CIVITAI[ChilloutMix]:https://civitai.com/models/6424/chilloutmix

CIVITAI[JapaneseDollLikeness (v1.5)]:https://civitai.com/models/28811/japanesedolllikeness-v15

今回は「chilloutmix_NiPrunedFp32Fix.safetensors」と「japanesedolllikenessV1_v15.safetensors」をダウンロードしました。

それらを、次のディレクトリに配置します。
ファイル名は、バージョンなど、どれを使うかで変わります)

stable-diffusion-webui/
|-- models/
|   |-- Stable-diffusion/
|   |   `-- chilloutmix_NiPrunedFp32Fix.safetensors
|   |-- Lora/
|   |   `-- japanesedolllikenessV1_v15.safetensors
|   `-- ~省略~/
`-- ~省略~/

これで、モデルとLoRAを使う準備ができました。

JapaneseDollLikenessの使い方

ChilloutMixとJapaneseDollLikenessを使ってみましょう。

以前のJapaneseDollLikenessでは、「girl」と「woman」がトリガーワードとなっていたと思うのですが、新しくなった方のダウンロードページでは、トリガーワードについて触れられていません。

そこで私も試してみたのですが、girlwomanというワードがプロンプトに含まれていなくても、このあとで紹介する「<lora:xxxxxx:数値>」というワードを追加すれば、JapaneseDollLikenessが反映されるように思います。(といっても、ほとんどの場合、girlwomanといったワードはプロンプトに含めるとは思うのですが)

さて、この「<lora:xxxxxx:数値>」というワードですが、これはJapaneseDollLikenessのバージョンなどによっても変わってしまうので、下のような方法で入力するのがおすすめです。

今回であれば<lora:japanesedolllikenessV1_v15:1>というふうに追加されます。

これで、一応「JapaneseDollLikeness」が使えるようになったはずです。
では、ここからは、「JapaneseDollLikeness」を使ってかわいいイラストを生成するための設定方法を見ていきましょう。

かわいいイラストを生成するための設定

では、かわいいイラストを生成するための設定を見ていきましょう。
「JapaneseDollLikeness」では、以下のような設定を推奨しています。

  • VAE:vae-ft-mse-840000-ema-pruned
  • Sampling method:「DPM++ SDE Karras」
  • Sampling steps:20〜35
  • Clip skip:1 または 2
  • Upscaler:Latent (bicubic antialiased)
  • CFG Scale : 5〜9
  • txt2imgの重み:0.2〜0.7
  • img2imgのDenoising strength:0.4〜0.7

まず、VAEについてですが、「JapaneseDollLikeness」では「vae-ft-mse-840000-ema-pruned」を使うことを推奨しています。

しかし、ChilloutMixと合わせて使う場合、VAEは必要ないと思います。
というのも、ChilloutMix自体が、VAEを使う必要がないモデルだからです。

また、さきほど入力した<lora:japanesedolllikenessV1_v15:1>というワードの1という数値は、どれだけLoRAの効果を発揮させるか、というものになります。

しかし、これが効き過ぎてしまうと、すこし違うような気もする見た目になってしまったりします。

JapaneseDollLikenessでは、txt2imgの場合、この値を0.2〜0.7にすることを推奨しています。
img2imgの場合は0.4〜0.7です。

(※推奨の設定は、以前と少し変わったと思います)

ChilloutMix + JapaneseDollLikenessで生成したイラスト

では最後に、ChilloutMix + JapaneseDollLikenessでイラストを生成してみました。

プロンプト

(starry sky:1.4), best quality, ultra high res, girl, (loli:1.4), (frills, black dress), (straight hair, long hair, black hair:1.4), smile, bloom light effect, (photorealistic:1.4) <lora:japanesedolllikenessV1_v15:0.7>

ネガティブプロンプト

(low quality, worst quality, trembling, cropped face:1.4)
  • Steps: 20
  • Sampler: DPM++ SDE Karras
  • CFG scale: 8
  • Seed: 271120991
  • Size: 600×328
  • Model: chilloutmix_NiPrunedFp32Fix
  • Denoising strength: 0.7
  • Clip skip: 2
  • Hires upscale: 2
  • Hires upscaler: Latent (bicubic antialiased)

まとめ

今回はChilloutMixとJapaneseDollLikenessを使って、日本人女性の実写風イラストを生成する方法を紹介しました。

一時は削除されてしまい、ダウンロードすることがむずかしかったJapaneseDollLikenessですが、今回、このように再び公開されたこと、とても嬉しく思います。

4件のコメント 「JapaneseDollLikenessの使い方。日本美人のイラストを生成しよう!」

  1. いつもお世話になっております
    cudaとpytorchのバージョンが違うよみたいなエラーが出てしまいました
    解決策があれば教えていただきたいです

    RuntimeError: Detected that PyTorch and torchvision were compiled with different CUDA versions. PyTorch has CUDA Version=11.7 and torchvision has CUDA Version=11.8. Please reinstall the torchvision that matches your PyTorch install.

    1. >岩と鉄さん
      コメントありがとうございます。
      ちょうどいま、ツールのバージョンの違いによるエラーが発生しております。

      この記事の更新と同時に、コードにエラー対策の命令を追加いたしましたので、もう一度コピペしてお試しください。

      またよろしくお願いします。

  2. MUSEの方で質問させて頂いたものです。
    ご返信ありがとうございました!
    どうしてもクリアできない問題がありまして、お助け下さい。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    「Japanese Doll Likeness」がcivitaiに無い件で、huggingfaceにありまして。
    この場合、huggingfaceよりダウンロード、

    stable-diffusion-webui
    |– models
    | |– Lora–japaneseDollLikeness_v10.safetensors

    に.safetensorsをおいて
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    プログラムは

    !git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui
    %cd /content/stable-diffusion-webui

    !wget https://civitai.com/api/download/models/11745 -O /content/stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion/Chilloutmix-Ni-pruned-fp32-fix.safetensors
    %mkdir -p /content/stable-diffusion-webui/models/Lora/

    !python launch.py –share –xformers –enable-insecure-extension-access

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    URLを削った形で良いのでしょうか?

    UIを起動してLORAを見ると、japaneseDollLikeness_v10.safetensorsの名前はあるのですが
    LORAを使う場合と使わない場合のAIが全く変わらず、困っています。

    huggingfaceの.safetensorsをプログラムに加える方法を教えて頂けないでしょうか?
    質問ばかりで済みません。

    1. >AISさん
      いつもありがとうございます。

      確かに、Hugging Faceでは、検索すればいくつかの「Japanese Doll Likeness」が見つかります。
      ただこれらは、ほかの方がアップロードしたものだと思います。つまりコピーです。

      使うのであれば、そのことを承知の上で、使うようにしてください。

      今回は一例として、AnonPersonさんがアップロードされている「Japanese Doll Likeness」を、Loraディレクトリに保存するようにしてみたので、よろしければ下のコードをお使いください。

      !git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui
      %cd /content/stable-diffusion-webui
      
      !wget https://civitai.com/api/download/models/11745 -O /content/stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion/Chilloutmix-Ni-pruned-fp32-fix.safetensors
      %mkdir -p /content/stable-diffusion-webui/models/Lora/
      !wget https://huggingface.co/AnonPerson/ChilloutMix/resolve/main/Japanese-doll-likeness.safetensors -O /content/stable-diffusion-webui/models/Lora/Japanese-doll-likeness.safetensors
      
      !python launch.py --share --xformers --enable-insecure-extension-access

      (ファイル名が違うので、プロンプトに入力されるのが、「lora:japaneseDollLikeness_v10」ではなく、「lora:Japanese-doll-likeness」となるのにご注意ください。)

      また、LoRAを使う場合と使わない場合でまったく変わらない、というのは、Hugging Face上の、どの「Japanese Doll Likeness」を使ったのかが分からないので、お答えすることができません。
      とりあえず、上記のコードで試してみてください。

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