IT分野においてのファイルは、そのもの自体が、仕分け以外の「なにか」に使えるものです。
ファイルとは
みなさんは、ビスケットは好きですか?
ビスケットを食べようかな、と思い、袋を開けてみると、中から小さな袋が3つ出てきました。
その小さな袋を開けると、やっとビスケットが出てきました。
この、ビスケットがファイルです。
といっても、よく分からないかもしれません。
すごく当たり前なことを言ってしまうのですが、みなさんが、ビスケットを買ったとしたら、おそらくそれはビスケットが目的で買ったんだと思います。
袋がすごく可愛くて欲しかった、ということもあるかもしれませんが、ほとんどの場合は、袋が目的で買ったんじゃないですよね。
それはなぜかというと、ビスケットは食べられるのにたいして、袋はビスケットを入れるためだけのものです。
なにかに使うこともできなくはないかもしれませんが、たぶん捨ててしまうものだと思います。
ファイルは、ビスケットのように、「なにか」に使えるもののことをいいます。
中には使わないものもあるかもしれませんが、ほとんどはなにかに使うために作られたものだと思います。
また、ビスケットの袋は、「フォルダ」や「ディレクトリ」に当たります。
「フォルダ」や「ディレクトリ」は、「ファイル」を仕分けするために使います。しかし「フォルダ」や「ディレクトリ」を、仕分け以外の「なにか」に使うことはできません。
もっとくわしいファイルの説明
さきほどはビスケットを例に、ファイルの説明をしていきましたが、もちろん、ビスケットだけに限りません。
おせんべいでも、ジュースでもいいです。目的のものはいろいろあるはずです。
同じように、ファイルにもいろいろあります。
txtファイル、exeファイル、jpgファイル、wavファイル、mp3ファイル、などです。
文字のファイルだったり、プログラムファイルだったり、画像ファイルだったり、音声のファイルだったりします。
さて、ファイルには大きく分けると、2つあります。
「理解できるファイル」と、「理解できないファイル」です。
まず、理解できるファイルは、テキストファイルのことです。
なにが書いてあるのかは、テキストエディタで開いて、読むことができます。
つづいて、理解できないファイルなのですが、これはバイナリファイルといいます。
テキストエディタで無理やり開くと、漢字やら、記号やら、よく分からない文字が並んでいたりします。
テキストファイル以外は、すべてバイナリファイルです。
ですので、exe、jpg、wav、mp3などは、バイナリファイルです。
このようなファイルは、それ専用のアプリを使うことで、人でも理解できるものとして開くことができます。
例えば、ビスケットを粉々に砕いてしまうと、それがなんなのか、分からなくなりますよね。
食べられるものなのかどうかすら分りません。
でも、現実的かは別として、粉々になったそれを、元通りになるように1粒ずつくっつけていけば、ビスケットになるはずです。
イメージの話になってしまうのですが、バイナリファイルは、粉々になったビスケットのようなものです。
見た目はなんなのかさっぱり分りません。しかしそれは間違いなくビスケットです。そして、専用のアプリを使うことで、粉々のそれをビスケットとして開くことができます。
まとめ
ファイルは、そのもの自体が「なにか」に使えるものです。
ファイルは大きく分けて、テキストファイルと、バイナリファイルがあります。
テキストファイルは、人でも読むことができますが、バイナリファイルはなにが書いてあるのかよく分りません。
バイナリファイルは、それ専用のアプリで、人にも理解できるものとして開くことができます。