今回は、画像生成AIモデル「majicMIX realistic」の使い方について紹介します。
majicMIX realisticについて
私が使ってみた印象として、majicMIX realisticは、かなり使いやすいモデルだと感じました。
普段ならば、なんどもなんどもやり直して、自分が納得のいくイラストを生成します。
しかしmajicMIX realisticでは、数回の試しただけで、とても可愛らしいイラストを生成することができました。
CIVITAI[majicMIX realistic]:https://civitai.com/models/43331/majicmix-realistic
Google Colabの「Stable Diffusion Web UI」で「majicMIX realistic」を使う
では、実際に「majicMIX realistic」を使ってみましょう。
今回は、Google Colabの「Stable Diffusion Web UI」で動かしていきます。
ダウンロードページでは、VAEについては触れられていないように思いますが、「vae-ft-mse-840000-ema-pruned」を使ったら画像が綺麗になったので、以下はそれも含めたコードになります。(お好みでどうぞ)
Colabで次のコードを実行すると、「majicMIX realistic」を使うことができます。
(無料版のColabでは、警告が表示されてしまいますので、有料版をお使いください)
!git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui
%cd /content/stable-diffusion-webui
!wget https://civitai.com/api/download/models/82446 -O /content/stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion/majicmixRealistic.safetensors
!wget https://huggingface.co/stabilityai/sd-vae-ft-mse-original/resolve/main/vae-ft-mse-840000-ema-pruned.safetensors -O /content/stable-diffusion-webui/models/VAE/vae-ft-mse-840000-ema-pruned.safetensors
!python launch.py --share --xformers --enable-insecure-extension-access
(※2023/06/25 コードを更新しました)
しばらく待つと「Running on public URL:xxxxxx」と書かれたリンクが表示されますので、それを開きます。
すると、次のような画面が表示されますので、ここから画像生成をすることができます。
majicMIX realisticでのおすすめ設定
「majicMIX realistic」のダウンロードページ(CIVITAI)には、このモデルを使うときの推奨設定が書かれています。
これを参考に設定することをおすすめします。
- Sampler: Euler a, Euler, DPM++ 2M Karras (bug-fixed), DPM++ SDE Karras
- Steps: 20〜40
- Hires upscaler: R-ESRGAN 4x+, 4x-UltraSharp
- Hires upscale: 2
- Hires steps: 15
- Denoising strength: 0.2〜0.5
- CFG scale: 6〜8
- clip skip:2
また、VAEを使う場合は、Settingから設定するのをお忘れなく。
majicMIX realisticで生成したイラスト
最後に、majicMIX realisticを使って生成したイラストの紹介です。
プロンプト(Prompt)
(best quality, 8k, 32k, masterpiece, beautiful quality:1.4), pretty girl, 1girl, loli, blonde hair, upper body, smile, bangs, meadow
ネガティブプロンプト(Negarive Prompt)
(worst quality:1.4), backlight, watermark, text
- Steps: 20
- Sampler: DPM++ SDE Karras
- CFG scale: 6
- Seed: 3081542321
- Size: 600×320
- Model: majicmixRealistic_v5
- Denoising strength: 0.5
- Clip skip: 2
- Version: v1.2.1
- Hires upscale: 2
- Hires steps: 15
- Hires upscaler: R-ESRGAN 4x+
まとめ
今回は、「majicMIX realistic」の使い方について紹介しました。
私が実際に使ってみた感想としましては、「majicMIX realistic」は可愛いイラストを出しやすく、短時間で高品質な画像を生成することができるように感じました。
とても使いやすいモデルなので、ぜひお試しください。