今回は、AI画像生成モデルのBRAの使い方を紹介します。
BRA V5について
BRAは、数えきれないほどたくさんの、アジア人女性の画像によってトレーニングされた画像生成モデルで、「Beautiful Realistic Asians(美しく、写実的な、アジア人)」の省略のようです。
私も試してみたのですが、VAEは使わなくても、綺麗なイラストを生成することができました。
Google ColabのStable Diffusion Web UIを使う方法
Google Colab上でStable Diffusion Web UIを動かして、BRAを使う方法です。
もし無料版のColabを使っている場合は、警告が出ると思います。どうやらこれは、Colabの規約が関係しているようです。
Colab Proにするか、コンピューティング ユニットを購入するかすると、警告は消えるようです。
ただ、有料版ならば規約違反にならないのか、という点は、なんともいえません。
Diffusersを使った方が、無難かもしれません。
私は、コンピューティング ユニットを購入して、画像生成を行っています。今のところ警告は出ませんが、今後制限される可能性もあります。
(2023/05/10の情報です)
さて、以下のコードを実行することで、Stable Diffusion Web UIでBRAを使うことができます。
!git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui
%cd /content/stable-diffusion-webui
!wget https://civitai.com/api/download/models/63786 -O /content/stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion/bra.safetensors
!python launch.py --share --xformers --enable-insecure-extension-access
(※2023/06/25 コードを更新しました)
しばらく待つと「Running on public URL:xxxxxx」と書かれたリンクが表示されますので、それを開きます。
すると、次のような画面が表示されますので、ここから画像生成をすることができます。
BRA V5で生成したイラスト
BRA V5で生成した、さきほどのイラストは、次のようなプロンプトや設定で作りました。
プロンプト(Prompt)
(best quality, 8k, 32k, masterpiece:1.4), pretty japanese girl, 1girl, loli, blonde hair, upper body, high school uniform, long sleeve shirt, red bow tie, smile, bangs, meadow
ネガティブプロンプト(Negarive Prompt)
(worst quality:1.4), watermark, text
- Steps: 20
- Sampler: DPM++ SDE Karras
- CFG scale: 5.5
- Seed: 737878133
- Size: 800×424
- Model: braBeautifulRealistic_brav5
- Denoising strength: 0.7
- Clip skip: 2
- Hires upscale: 1.5
- Hires upscaler: Latent (bicubic antialiased)
まとめ
今回はBRAの使い方について紹介しました。
BRAは「Beautiful Realistic Asians(美しく、写実的な、アジア人)」のイラストを生成するのが得意なモデルです。
かわいらしい、実写系アジア人のイラストを生成したい方におすすめです。