2Dは、平面(2次元)のことです。
といっても、なにを2Dというのかは、そのときそのときで違ったりします。
2Dとは
2Dは、平面のことをいいます。
つまり、紙のようにペラペラ、ということです。
2Dのことを、2次元というふうにもいいます。
また、立体のものを3Dといいます。これは3次元ともいいます。
ただ、なにが平面で、なにが立体なのかは、その話の内容によって変わります。
もっとくわしい2Dの説明
まず、2Dや3DのDは、「Dimensions(次元)」を短くしたものです。
次元というのはちょっとむずかしい言葉なのですが、「矢印で表せる広がりが次元」と考えると分かりやすいと思います。
私たちが暮らしている世界は、すごく大雑把に言えば、「空間と時間」です。これは「時空」ともいいます。
行きたい方向へ進んだり、過去から未来へ進んだり、といったふうに、空間や時間は矢印で表せる広がりです。
ただ多くの場合、次元というと「空間」だけを考えます。
私たちがふだんの生活のなかで意識している空間は、「縦、横、奥行き」の、3つの広がりです。(ここでは関係ない話なのですが、実は私たちには認識できない別の広がりがある、という説もあります)
さて、次元について、なんとなく分かったところで、話を進めましょう。
2Dは「空間次元が2」という意味で、「縦と横」の2つの方向への広がりがある空間のことです。縦と横しかないので、平面のものしか存在することはできません。
また、3Dは「空間次元が3」という意味で、「縦と横、そして奥行き」の3つの方向への広がりがある空間のことです。
というのが、比較的多く使われる意味での2Dです。
では、もうちょっと深く、2Dについてを見てみましょう。
たとえば、多くのアニメは2Dです。でも最近は、3DCGを使ったアニメも増えてきています。
でも画面に触れれば平面なので、どんなに立体的なものも2Dみたいになってしまいますよね。
さらには、メガネをかけると飛び出してくる映画などを、3Dと表現したりもします。
ならば、飛び出してこなければ3DCGで作られた映画も2Dなのだろうか、ということになってしまい、2Dってなんなんだろうな、と思えてきます。
つまりその話の内容によって、その人がなにを2Dと言っているのかをそのときそのときで判断する必要がある、ということになります。
だいたい、次のような分けかたができます。
- 紙に書かれたようなイラストは2D(2次元)。ファイナルファンタジーXVIのようなイラストが3D(3次元)
- ふつうの画面で見る飛び出してこない映画が2D。メガネをかけて飛び出してくる映画が3D
- アニメやゲームの世界が2次元。現実世界が3次元(この場合、2Dや3Dという言葉はあまり使わないです)
ちなみに下の画像は、赤と青の3Dメガネをかけると立体的に見える、3D画像です。
3Dメガネを持ってたら、試してみてね!
まとめ
2D(2次元)は、紙のようにペラペラの、平面のことをいいます。
多くのアニメは2Dで作られています。しかし3DCGを使って作られたアニメも増えています。